山岡敏夫

講師としての登壇や管理している研修は年間延べ150日以上。これまで10年以上IT教育に…

山岡敏夫

講師としての登壇や管理している研修は年間延べ150日以上。これまで10年以上IT教育に携わってきた経験を踏まえ、より良い教育を実践するためのノウハウや理論を紹介していきます。https://twitter.com/toshio_15

マガジン

  • オンライン授業・研修の配信環境

    オンライン授業や研修を実施する際に利用している配信機材やその使い方に関して記載していきます。

  • 教育書籍関連

    インストラクショナルデザインや教育手法関連の書籍を読んで思ったことを綴ります。

  • 写真

  • グリーンブックⅣ 輪読会

    書籍「学習者中心の教育を実現する インストラクショナルデザイン理論とモデル」の輪読会の内容を備忘録的にログを残します。 https://amzn.to/2HfPbtl

  • IDer によるオンライン教育設計 座談会

    ゆるく1ヶ月に1回程度 zoom で開催している IDer によるオンライン教育設計 座談会 の備忘録的なログを残しています。 facebook 上のグループ「企業研修オンライン化交流会(より良い研修設計)」で開催告知はしております。 https://www.facebook.com/groups/314835949529377 IDer と限らず教育設計について交流したい方はお気軽に参加ください。

最近の記事

  • 固定された記事

オンライン授業・研修の配信環境(10)2021年 春 Ver. ATEM Mini 配線図

こんにちは、やまおかです。 今年度の新人研修メイン講師担当も落ち着いたので、そろそろアウトプットをしてきたいと思います。 まずは、去年(2020年)新人研修を走らせながらドタバタと構築・最適化した、オンライン研修の配信環境について書きたいと思います。 今年2021年春に実施していた新人研修時の環境です。 去年との変更点は、 1.液晶ペンタブレットの導入 2.ディスプレイ3台体制 3.マルチビューモニターの導入 4.ダイナミックマイクの導入 1.液晶ペンタブレ

    • オンライン研修の教材媒体

      facebook 1年前の再掲 オンライン研修にシフトすると教材のインプリメンテーション方法(実装方法)が変わるなと感じる。 従来はパワーポイントベース これは、大教室でプロジェクターで資料を投影して授業・研修をすすめることを想定している ・ 教室の後ろの方でも見えるようにとか ・ スライド1枚の情報量の適正化 ・ スライド間の繋がりや切り替わり といったことを考えてインプリしていた オンラインになって、パワポの資料以外の選択肢を取りやすくなった。 学習者は

      • オンライン授業・研修の配信環境(13)マルチディスプレイ3画面以上出力するPC構成

        こんにちは、としおです。 前回に引き続きの記事になります。 前回は、ATEM Mini + HDMI 分配器 + zoom 第2カメラの共有を使い なるべく zoom のマウス操作を伴わないで、楽でスムーズな画面共有の方法を解説しました。 前回の配線構成では、1台のPCからの画面出力が最低3つ必要な構成となっております。そのためノートPCではできない事はないのですが、配線をそうとう工夫しないとデスク上がケーブルでごちゃごちゃになるかもしれません。 今回はデスクトップPC

        • オンライン授業・研修の配信環境(12)HDMI分配器+zoom 第2カメラの共有

          備忘録的に ATEM Mini + HDMI分配器 + zoom 第2カメラの共有 を使い、zoom の画面共有の操作(マウス操作)を伴わない、快適な画面共有の実現方法(配線図)を記録としてのこしておきます。 配線全体像を示しておきます。 今回、主説明に関係がないため液晶ペンタブレットの配線は省略します。 また、私の配信PCは、ディスプレイ出力が4つあります。 詳しくはこちら(https://note.com/tyamaoka/n/nfe1cbe5b7091) Wind

        • 固定された記事

        オンライン授業・研修の配信環境(10)2021年 春 Ver. ATEM Mini 配線図

        マガジン

        • オンライン授業・研修の配信環境
          17本
        • 教育書籍関連
          10本
        • 写真
          1本
        • グリーンブックⅣ 輪読会
          2本
        • IDer によるオンライン教育設計 座談会
          3本

        記事

          オンライン授業・研修の配信環境(11)会社blog の記事

          久々の投函になります。今回もオンライン授業・研修の配信環境についてです。 私が所属している会社は情報技術のコンサルティングを主業務としています。その会社のデベロッパーサイト(社員blog)で、オンライン授業・研修の配信環境に関して記事を書きました。 ご興味ある方は、ご一読いただければ嬉しいです。 記事内にあるデスクトップPC(AMD Ryzen5 3500)は息子へ譲り、新しく Intel Core i5 -12400 を導入して設定中です。 Stream Deck

          オンライン授業・研修の配信環境(11)会社blog の記事

          3章 これからの研修評価の考え方

          こんにちは、やまおかです。前回に引き続き、書籍のメモ的感想です。 3章では「混合評価」を取り上げ説明されています。 混合評価は、定量データ+定性データ、研修直後データ+研修転移データ(現場での活用度合い?)この2軸で研修の良し悪しを評価する。 『データ』というワードが使われているのが特徴的と感じた。 評価項目を導き出すステップは4つ 1.成果(経営指標)につががる行動の明確化 2.行動の測定 3.学習目標の設定 4.関連度、有用度、満足度の評価 1.成果(経営指標

          3章 これからの研修評価の考え方

          2章 研修評価研究を概観する

          こんにちは、やまおかです。前回に引き続き、書籍のメモ的感想です。 書籍では、研修評価発展の代表的な3名として以下があげられています。 ドナルド・カークパトリック ジャック・フィリップス ブリンカーホフ カークパトリックは、有名な「4レベル評価モデル」を提唱した研究者です。歴史を見ると、相当前というのがわかります。1959年に「ASTDジャーナル」に記事として掲載されたとのこと。 ジャック・フィリップスは、カークパトリックの「4レベル評価モデル」を発展させ、4レベル

          2章 研修評価研究を概観する

          1章 そもそも研修評価とはなにか

          こんにちは、やまおかです。久々の投函になります。 以下の書籍に関して、研修講師目線でメモ的感想を記録しておきます。 研修講師を主な職業としていると、研修時間内のみに意識が集中し「目の前の受講者が研修内容を理解できているか」を気にしてしまう。 また、研修講師は教育的思考が強い人もいるため、受講者が「成長」することに喜びを感じる。 この書籍では、企業における「研修」の目的は、学習した内容を現場で活用・実践し、企業経営・現場活動にポジティブな効果をもたらすことだと表現されていま

          1章 そもそも研修評価とはなにか

          明日から新年度 次のステップ

          note の更新がまたもや1ヶ月開いてしまいました。 昨年12月から2月上旬まで、子供の受験をサポートしていた関係で、それ以外の様々な事が手薄になっておりました。 無事に、子供は次の道へ進めることになりました。 私は4月から毎年恒例の新人研修へ突入します。 一昨年、昨年と2年間、コロナの影響でインラインでの研修となり、様々な知見・経験を得られました。 2022年度もオンラインでの研修が中心となります。 もう時代は戻らない、戻れない。皆、オンラインの良い所を知ってし

          明日から新年度 次のステップ

          一ヶ月以上 あいてしまいました、、、 上手く説明して相手に理解させる事に注力するのではなく、 相手の脳みそを 揺さぶり・フル回転させ 考え・理解する 事に注力する

          一ヶ月以上 あいてしまいました、、、 上手く説明して相手に理解させる事に注力するのではなく、 相手の脳みそを 揺さぶり・フル回転させ 考え・理解する 事に注力する

          オミクロン株の感染力が高く、近辺の小学校の多くが学級閉鎖・酷いと学校閉鎖している。そのような中、オンラインで授業が継続できているようで少し安心。一昨年のようにプリントをダウンロードして独学にはなっていない。オンライン授業の質は別として、、、まずは打席に立つこと重要。

          オミクロン株の感染力が高く、近辺の小学校の多くが学級閉鎖・酷いと学校閉鎖している。そのような中、オンラインで授業が継続できているようで少し安心。一昨年のようにプリントをダウンロードして独学にはなっていない。オンライン授業の質は別として、、、まずは打席に立つこと重要。

          新人研修×フルオンライン オンラインでの学びを成功させるための3つのポイント(3)

          前回から引き続き、オンラインでの学びを成功させるための3つのポイントの3つ目です。 3.研修デザイン集合であってもオンラインであっても学習をデザインすることで、学習を効果的、効率的、魅力的にできます。学びを成功させるための大前提・基盤として授業・研修を、適切な手法でデザインが必要です。デザインのない授業・研修制作のアプローチと適切な手法(インストラクショナルデザイン)での開発アプローチを示します。 Agile Japan 2021 内での以下 問いかけへの反応は、、、

          新人研修×フルオンライン オンラインでの学びを成功させるための3つのポイント(3)

          新人研修×フルオンライン オンラインでの学びを成功させるための3つのポイント(2)

          前回から引き続き、オンラインでの学びを成功させるための3つのポイントの2つ目です。 2.Online Learner Competencies学習空間がオンラインになり、物理的に周囲に人がいない状況となりました。そのような中、効果的な学習を継続していくには、今までの集合研修とは異なる資質が求められます。ここでは、コロナ禍2020年12月に実施された「18歳意識調査 - 教育格差 -」を引き合いに、オンライン環境での学習者に求められるコンピテンシー(行動特性)を示します。

          新人研修×フルオンライン オンラインでの学びを成功させるための3つのポイント(2)

          新人研修×フルオンライン オンラインでの学びを成功させるための3つのポイント(1)

          2020年、2021年と新型コロナの影響で、新人研修はフルオンラインで実施しました。2019年までの集合研修と比較し、定量評価(ペーパーテストや実技テスト(プログラミング)の得点)は顕著にUPしました。 UPした要因の考察や受講者アンケート(研修オンライン化に伴う学習へのポジティブ要因)結果は、また別の機会に記載したいと思います。 今回は、先日開催された Agile Japan 2021 内 コーヒーブレイクの時間帯、登壇した時のお話に、時間内に収めることができなかったお

          新人研修×フルオンライン オンラインでの学びを成功させるための3つのポイント(1)

          研修設計 雑記帳:教室キャパシティ

          1年前の facebook への投函を転記 zoom pro の 参加者100名上限を超えての運営・機材繰りを検討中 オンライン研修になって教室の物理的なキャパシティ制限を受けなくなったので教室を小分けにして、複数のメイン講師を立てなくてもいい メイン講師費用浮いた分、サポートメンバーを増やした方が全体として教育効果は(凄く)高くなる 複数教室で開催していた集合研修をオンラインに変更する場合 ここ重要、メイン講師は減らせるけど、サポートメンバーは増やさないといけない

          研修設計 雑記帳:教室キャパシティ

          研修を「受け」る から 研修へ「参加」する 言葉使いからも、学習者エンゲージメントを高めたい 対面研修の場合、その場に「存在しているだけ」で満足してしまっていないか? 周囲からの同調圧力から、解った気になっていないか?

          研修を「受け」る から 研修へ「参加」する 言葉使いからも、学習者エンゲージメントを高めたい 対面研修の場合、その場に「存在しているだけ」で満足してしまっていないか? 周囲からの同調圧力から、解った気になっていないか?