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秘密結社スカル&ボーンズとは何か?

みなさんはスカル&ボーンズって知っていますか?

フリーメイソンやイルミナティと同じく実在する秘密結社です。

今日は、そんな秘密結社にフォーカスを当てて解説してみたいと思います。

1832年 米国の名門イェール大学の中に秘密結社スカル&ボーンズが設立されました。

創設者はアルフォンゾ・タフトとウィリアム・ラッセルです。

アルフォンゾ・タフトは、ユリシーズ・グランド政権で司法長官と陸軍長官を務めました。

息子は第27代米国大統領のウィリアム・タフトです。

ウィリアム・ラッセルは、ロスチャイルドとベアリングが支配する阿片貿易の利権を分けてもらった麻薬貿易会社ラッセル社の一族です。

ラッセル社は、英国が独占するインド産阿片より質が悪いけど安価なトルコ産阿片を中国に持ち込み、そこで得た資金で「マサチューセッツ銀行」(のちのボストン・ファースト・ナショナル銀行)を設立しています。

スカル&ボーンズは、1856年には「ラッセル信託基金」の名の下に正規に法人格を取得しています。

ウィリアム・ラッセルがドイツに留学した際、どうやらイルミナティと接触したようで、帰国後にその秘密の儀式を真似て設立されたのがスカル&ボーンズです。

イルミナティとの違いは、スカル&ボーンズはホワイト・アングロサクソン・プロテスタントのみで構成されているという点です。

ですから、WASPのみで構成された米国版イルミナティと言ってもよいかと思います。

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【写真① 1947年に撮影されたスカル&ボーンズのメンバー。時計の左横が若き日のパパ・ブッシュ】

初期の段階のスカル&ボーンズは、阿片貿易で巨万の富を得たニューイングランドの有力商家が中心でした。

17世紀に最初にアメリカにやってきたピューリタンの末裔たちが第一グループとされ、ホイットニー家、ロード家、ワッズワース家、アレン家、バンディ家、アダムス家、スティムソン家、タフト家、ギルマン家、パーキンス家などがあります。

第二グループは18世紀から19世紀に巨万の富を得た名家で、ハリマン家、ロックフェラー家、ペイン家、ダヴィソン家、ピルスベリー家、ウェイヤハウザー家、そしてブッシュ家などです。

ウィリアム・ラッセルがドイツ留学から持ち帰ってきたもう一つのものが、ヘーゲルの弁証法です。

スカル&ボーンズは、このヘーゲルの弁証法を戦略として採用しています。

どんなものかというと、簡単に言えば、まずテーゼ(定立)を立てて、それに対してアンチテーゼ(反定立)をぶつけて、ジンテーゼ(総合)を導き出すというもので、正+反=合という図式で表せます。

自らの優位を導くために、世界の中に意図的に対立を引き起こし、緊張が極まったところで自分たちを有利に導く解決を提供するという方法論です。

これもイルミナティと同じで、キーワードは「分裂と混沌」ですね。

スカル&ボーンズは教育会に大きな影響を与えてきました。

ティモシー・ドワイトがイェール大学長。

アンドリュー・ホワイトがコーネル大学の初代学長。

ジョン・ロックフェラーはロックフェラー大学とシカゴ大学を創立。

ダニエル・ギルマンはカリフォルニア大とジョンズ・ホプキンス大の初代学長になっています。

このギルマンがロックフェラーたちと一般教育委員会を設立し、米国の学問の方向づけをしました。

また、ギルマンの愛弟子にジョン・デューイがおり、デューイはアメリカ「進歩主義教育運動」の思想的な柱となっています。

このジョン・デューイの教育思想と理論は、戦後日本の教育にも多大な影響を与えました。

スカル&ボーンズの中でも特に重要な人物がヘンリー・L・スティムソンです。

スティムソンは、セオドア・ルーズベルト、ウィリアム・タフト、ウッドロー・ウィルソン、カルビン・クーリッジ、ハーバード・フーバー、フランクリン・ルーズベルト、ハリー・トルーマンと7人の大統領の側近を務めました。

原爆を製造したマンハッタン計画の最高責任者でもあります。

陸軍長官であったスティムソンは、陸軍省内でスカル&ボーンズのグループを結成しています。

ジョン・マックロイ、ロバート・ロヴェット、マクジョージ・バンディ、ウィリアム・バンディ、ディーン・エイクソン、ジョージ・マーシャル、アヴェレル・ハリマン、ブレスコット・ブッシュなど世界大戦時の重要な閣僚たちが名を連ねています。

このグループが、第二次世界大戦前から戦後にかけての重要な戦略政策を練り上げ、日独両国の占領政策の立案にあたりました。

また、このグループは戦略事務局(OSS)を創設し、以後、その後身である中央情報局(CIA)はスカル&ボーンズ人脈を中心に構成されています。

その他、スカル&ボーンズは、大学、財団、銀行、石油会社なども傘下に擁し、政府機関にも幅広く人材を送り込んでいるのだ。

おしまい

【関連記事】 秘密結社イルミナティ誕生!! 

【参考文献】 『金融のしくみは全部ロスチャイルドが作った』(徳間書店)阿部芳裕著

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