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【文章術】ビジネス初心者が陥る罠|言葉の7割はノイズ

これペンです」という文章があります。
この文章の意味を決定する重要な言葉は
太字の「これ」と「ペン」のみです。

もう少し長い文章で考えてみましょう。
 「ここに置いてある
  宇宙のようない色をしていて、
  光沢が輝かしい細長いものは
  ペンだと私は思います」
細字を消して要約すると
 「ここ黒光りする細長いものはペンです」
となります。
要約文の方が分かりやすく、
ビジネスに適した文章だと思いませんか?

ビジネス初心者や、文章への意識が薄い方は、
冗長な文章を書いてしまう傾向があります。

言葉におけるノイズ

上の例文における細字の言葉は
文章全体の意味に影響を与えません。
私はこういう言葉をノイズ(障害)と捉え、
極力無くすべきだと考えています。

ビジネス文章において大事なのは
短時間で重要なことを分かりやすく伝える事。
ノイズの少ない文章は
 ・読者が短時間で読める
 ・分かりやすい
という大きなメリットがあります。

ただし、強く意識して添削しないと
どうしても文章は長くなってしまいます。

フランスの哲学者パスカルは、
友人の手紙の最後に
 「今日は時間が無く、
  手紙が長くなってしまいました」
と記した事があるそうです。
あのパスカルでさえ文章を短くするには、
それなりの時間を要したという事でしょう。

ノイズキャンセリングの方法

ノイズを極力減らした文章を書くには
知恵を凝らして考える必要がありますが、
【知識】によって手っ取り早く
ノイズキャンセリングをする裏技があります。
たとえば
 ・約物
  
若手理系エンジニア必読|文章が激変する【約物】の使い方
 ・略語
  
デキるエンジニアは無意識に使っている|高コスパ文章術【略語】

文章術では無いですが
 ・マトリクス化

という技も効果的です。

当記事は以上です。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。


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