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くどうれいん『うたうおばけ』と( )のおはなし

すごく、いい。
最初の1本目から「あ、好きだ」と確信した。

背が低いというのも親近感だし(私は150センチ)、
コーギーとボルゾイのくだり(「相変わらず脚短いよ」)、電車の中で体を30度くらい折って笑いをこらえた(不審)。
ああ、素晴らしい。くどうれいん。
私よりずっと若い方だけど、ちょっと、魂の共鳴を感じた。
 
……でもねでもね。残念なお知らせです。
私はれいんさんが友だちになれない人間なのだと判明してしまった。
 
(笑)を、文章に使ってしまうから。

我ながら腹立つなこいつ

我ら、(笑)の世代

れいんさん。
これもしかしてジェネレーションギャップ、てやつじゃないですか?
だって、だって違うんですよ。
私絶対違うんですよ。
高校どころか幼稚園から大学まで、クラスの中で「面白い人ポジション」だったことは一瞬たりともないです。
1リットルのパックジュースにストロー刺して飲んだこともありません。
てか1リットルのパックジュース買ったことないです。水筒派です。
悪趣味なドッキリを好んで見たりもしません。
「うすっぺらい歌詞の歌」ってれいんさんの中でどんなんかわかりませんが私たぶんそういうの「なんでこういうのが流行る世の中かな」って思う方です。
私たぶん、れいんさんとどっちかというと「近い」です。
 

でも(笑)使います。
noteのコメント欄、Twitterのツイート、友だちへのメール、お手紙……なんならこないだ社内LINEで同僚に「大丈夫です(笑)」って返しました。
 
いったい人生でいくつ(笑)を書いたり打ち込んだりしてきたか、わかりません。
これ、でも私の世代(アラフォー)は、ほぼ誰でも、性格問わず使うんじゃないかな?

愉快な( )の世界

他に私の世代にとって一般的と思われるのは
(汗)
です。
「財布忘れて取りに戻って特急1本逃した(汗)」みたいな。
(↓↓残念な実話↓↓)

あと、私はさほど使わないんですが、この世代特有(?)のものに(あっもしや(?)もアウト?)
(爆)
もあります。
「そんでまたテンパって気づいたら逆方向乗ってた(爆)」みたいな。
類語に(死)もあります。
 
あと(涙)(泣)もけっこう使うなー。
 
アラフォーのみんなーー!! 1980年代前半生まれのみんなーー!! 
使うでしょ!? 出てこい!! 隠れるな!!!

 
そうなんですよコレ、きっと「おじさん構文」「おばさん構文」と揶揄されるのと似た、「ある世代特有の文章作法」なんですよ。その人の性格はほとんど関係がない。むしろどちらかというと、文章を書くオタク、つまりクラスの人気者の逆方向にいるタイプさえ連想します。
 

理屈の泥沼を跳び越える個人の言語感覚

……でも、そういうことじゃないですよね。
たとえ私の「仮説」が妥当であったとしても、れいんさんはやっぱり(笑)は嫌なんですよね。
もはやそれは理屈を超えている。
そして、そういう理屈でない部分が、人を形作る。
 
いろんな人がいろいろ言うでしょうが、どうぞ、そのままでいてください。
私も、(笑)を使うと小ばかにされたように感じる人がいるんだ、ということを念頭に置いて、避けられるときは避け、でも使いたいときは使おうと思います。(やっぱ使うのかよ)
 
(フォロワー様へ。「私へのコメントには(笑)を使わないでほしい」という要望があれば、この記事のコメント欄をお使いください。失念しない限り、善処いたします)
(失念する気満々やないか)
 

吉野川には桜を流す

最後に。れいんさん、ご結婚おめでとうございます!!
ミドリが登場するエッセイを読んで、
「ああ、この人はいいよ!! 別れないでほしいな……」と勝手に思っていたのですが、このたびホームページを訪問しましたら、ブログのトップにご結婚された、と。なんだか勝手にうれしくなっています。たった1冊読んだだけなのに。
 
さっき、私たぶんれいんさんとどっちかというと近い、なんて書きましたが、全然遠い部分ありました。
「恋愛」関係です。
エッセイに恋愛系のお話しがけっこう出てきて、うおおこれは、と4センチ身動きしました(汗)。
私は人の「恋バナ」を聞いたことも片手で数えるくらいしかなく(爆)
「恋愛」と「結婚」がこの世に実在するらしいことにいまだに驚きを隠せない人間です(笑)。
 
でも、お祝いは言わせてください。真面目に。真正面から。
どうぞずっとお二人仲良く、健康で過ごされますように。
 
ご著書、また読ませていただきますね。

なぜ「芸術性」を発揮しようとしてしまったのか


(※手紙風になってるけどこれは出してないです)
(※物理的に著者に出しちゃった手紙はこちら↓↓)

(↓↓ブックサンタで贈ったのだ↓↓)

 


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