理科的考え方の源泉
- 今回のゴール-
・”ヒト(Homo sapiens)”という生き物へ少し興味を持てる
・生きることへの関心が湧く
・ペッツオーライというプロダクトについて
## 自己紹介##
田邊 雄大(25歳)
日本獣医生命科学大学 応用生命科学部 動物科学科卒
朝4時から牛さんと戯れてました。(上の写真)住込み初日に何故か新聞社から取材を受ける悲劇。
## 有機生物学・応用生命科学##
- 健康は資本(リービッヒの最小律・ドベネックの桶)
子牛の「ロタウィルス」に感染し、健康について改めて向きあった。
健康とはつまり、常に正常な状態で居つつ、精神(気持ち)と肉体に乖離がない状態である。
(東京から突如北海道釧路に行き、朝4時からの急な環境変化は健康とは言えなかった。)
健康は資本であることを痛感。結局網羅的な意識が大切だと気がついた。
このときに生化学での「必須アミノ酸」の授業を思いだす。
(三大栄養素のひとつタンパク質のお話。。)
■図1:アミノ酸スコア
参照元:https://www.jpnsport.go.jp/hpsc/study/sports_nutrition/tabid/1483/Default.asp
それぞれの要素を一つの板に見たて、桶(樽)を作る。
■図2:ドベネックの樽(桶)
参照元:[https://ja.wikipedia.org/wiki/リービッヒの最小律]
水を貯めようと思った際に、どんなに突出した板が一枚あっても、
全体で見たときには一番短い板のところまでしか水は溜まらない。
ちなみに、、「アミノ酸スコア」とはタンパク質の栄養価を示す指標。
体への吸収のされやすさだと思ってください。
(1985年に FAO/WHO/UNU(国連大学)から提唱)
■図3:ヒトの体の構成
タンパク質を構成するのがアミノ酸。
↑つまり、人間の体の約20%はアミノ酸からできている。
我々ヒトのカラダをつくるたんぱく質は20種類のアミノ酸からできている。
- 「必須アミノ酸」 :体内で合成されない
必須アミノ酸は9種類。
- 「非必須アミノ酸」:体内で合成される
非必須アミノ酸は11種類
■図4:代表的なアミノ酸スコア
※穀物類は「リジン」が不足しがち。
参照元:https://www.ajinomoto.co.jp/amino/manabou/about.html
参照元:https://www.jfrl.or.jp/storage/file/news_no46.pdf
ちなみに、、アミノ酸スコアは筋トレでもめちゃくちゃ重要なKPIです。。
- タイミングの意味(発芽条件)
ここでもう一つ、この考え方がよく使われる領域が、「発芽条件」。
図5:植物における最少養分律
参照元:https://miraiecosharing1.com/page-8229/
植物は窒素(N)、リン(P)、カリウム(k:肥料ではカリと呼ぶ)の3要素が必須であるとし、
**成長の度合いは3要素の中で最も与えられる量の少ない養分によってのみ影響される。**
その他2要素がいくら多くとも、成長には影響しない。
ヒトの才能や成長の発揮はこうした考え方からアプローチできないだろうか。。
つまり、ヒトにおいてもどんだけ筋トレをしようとも筋肉のもとであるアミノ酸(タンパク質)の摂取条件を満たしていないと適切な成長は望まれない。
(余談:このリービッヒの最小律、ドベネックの桶についてはもともと日本人学者が世界で初めて提唱したと言われているが、当時まだ英語での論文発表がメジャーでなかった為、この表現方法を海外の学者に持っていかれたそうです・・・)
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