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WBC第5部完。遥かなる旅路。2次元越えの主人公になった大谷翔平。

いや、これはすごいわ。
2023ワールド・ベースボール・クラシックWBC。
我が日本、侍ジャパンが世界一を奪還。全勝優勝を飾りました。

既にSNSで多々言われていますが、本当に出来すぎでない?という漫画、アニメの如き最終回。

紛れもなく主人公は大谷翔平。来日早々の片手膝付き本塁打で吉田沙保里、室伏広治に並ぶ最強伝説を作ることが確定した訳ですが、栗山英樹監督との日本ハムから続く縁含めて全てがこの日に繋がって連載が続いていたんじゃないかという、フィクションを超えるノンフィクション。

終わってみればベストナインに2人同じ人が入るとか聞いたことないし、注目されていたトラウトとの対戦が最終打席で実現するとか。。。
14年前にダルビッシュが決めた球で〆る辺りが伏線回収にも思え。

こうしてみると他の人物も漫画の登場人物のようです。
留学生ラース・ヌートバーによるペッパーミル片手に大冒険。
ダルビッシュ有は前作の主要キャラ。「BORUTO」でいうサスケのように導く役割。心を開く宇田川優希。背中を見る山本由伸を始めとする若者たち。

決意を胸に3月11日のマウンドに立った佐々木朗希。
覚醒の村上宗隆、後押しした仕事人吉田正尚(最後にコケたのはご愛敬)。凄すぎてネットミーム化するアロザレーナ
「ザ・ワールド」を喰らったポルナレフ状態の岡本和真

未来予知でいうなら「エピタフ」も

指骨折しながら極限の攻防の源田壮亮。速すぎる周東佑京。ムードメーカーの牧秀悟&山川穂高。戦いを得て生まれたチェコとの友情。本人不在の間でいたずらされる鈴木誠也。

記者会見に現れた杉谷拳士が大谷に塩対応されるギャグ担当でロッチ中岡とダイアン津田が他作品から来たゲストキャラに見える位の超大作でした。

コロナ禍を経て歓声が許され、初めて行われた大きなイベントでもあった訳で。間違いなく日本が元気になった大会となりました。

これにてチーム解散。それぞれ帰国する訳で選手に現地に応援に来たファンも今頃飛行機に乗っている事でしょう。

ジョジョ好きとしては皆さんの心境を想うとこの曲が浮かびます。
Pat Metheny 「Last Train Home」

『この旅行は実に楽しかったなぁ。色んなことがあった。まったく・・・本当に・・・楽しかった・・・30日間じゃったよ・・・』


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