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邦キチ!第10巻。タイパ問題を斬ると共に最適の駅弁プランも紹介。

「邦キチ!映子さん」第10巻発売。今回は話題作「RRR」に「邦キチー1グランプリ」から劇場版名探偵コナンが初登場。そして映画界隈で物議を醸す「早送り」問題にも切り込む内容となっている。

コンテンツが飽和状態で、尺の長い作品が多い現代ならではの手法。
倍速で時間短縮、YouTubeのまとめ動画で見た扱いにする。とにかく無駄を省く。作品選びの失敗を避ける。とにかく効率、効率のスタイル。

自分的には率直に言ってナシ。ちゃんと役者の声を聴きたいというのが第一にあって、これは吹替が好きな人も同じだと思う。何より情緒が無い。
仮につまらない作品に出会ったとして、それをネタにする程の器量も重要ではなかろうか。とはいえ先日の長渕剛主演「ウォータームーン」は「何のために見たのか」という気にもなったが。

そんな折、タイパ蔓延る現代にも適した作品が邦キチ8巻に収録されていたので紹介したいと思う。その名も「クライングフリーセックス

潜入任務中の殺し屋男女コンビ。任務中にうっかりセックスして抜けなくなっちゃった。さあどうしましょうという話。

抜けなくなったといっても膣痙攣ではない。男の○ンコはヘビの形に改造されていた。違う形故に感度も違うらしく盛り上がってたら、敵に囲まれてしまう。

止む無く対面立位(いわゆる駅弁)で繋がった全裸で戦う羽目になる2人。普通に戦うよりも難しいアクロバットな戦闘が良い意味で雑な映像で展開。

15分なので時間の無駄を気にせず見れる
ただただ繋がってるだけなので途中退場もOK。
コスパ、タイパのリスクヘッジとして最適。

というお手軽且つ、一生懸命に馬鹿をやってる感が前面に伝わるので、体を張った笑いが得られる作品になっている。

笑劇のクライマックスは名作「潮騒」が元ネタで、吉永小百合、三浦友和・山口百恵による美しい名シーンがマッスルドッキングに変わる本当にくだらないシーンなので注目。

実生活でも夫婦の2人が見せる、15分間ノンストップ駅弁&アクションは強靭な体幹と柔軟性が成せる業。恐らく本職も音を上げるレベルと思われ。現役だとしみけん。歴代含めると全盛期のチョコボール向井辺りなら、あるいは。。?

なお、邦キチ第8巻によると本作の予算は約20万と筆者の月給並みの超低予算。一会社員の月収だけで映画が作れるのにも驚いたが、それよりも邦キチさんの無自覚な大胆さも驚いた。詳細は8巻にて。

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