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読書感想-生物はなぜ死ぬのか(小林武彦)
タイトルの大風呂敷にロマンを感じて購入した。人間を生物としてとらえ、誕生、老い、死の意義を問い直すのが面白かった
■説明は親切に噛み砕かれていた。「食べられて死ぬ(捕食される)か、食べられなくなって死ぬ(飢える)か」という分類の仕方も興味深い
■もはや捕食されることの少ない人間も、後進にはその場所を譲らなくてはいけない。多様性を積み上げることが、個体ではなく、生命のバトンを未来に繋ぐために不可欠だからだ
■最後は「死なない存在」としてのAIに言及。個人的には、この箇所はないほうがスッキリ読みきれたと思う。
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