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一切無理をしない糖質制限生活➂ すた丼編

前回


言ってしまえば糖質制限とは、ケトン体を生み出すことだ。

ケトン体とは体内の脂肪が分解されて産まれるなんか、成分?だが、体内の糖がなくなると脂肪酸をケトン体に置き換えてエネルギーに変えるらしい。

糖を減らすメリットはそこにある。本来なら一切の糖を排除した方がいいのだろうが、それは難しいので一日50gまでというルールを課した。

4日目 朝食

糖質オフパンとカフェオレ。もう飽きてて写真すら撮ってない。
悪いわけじゃない。3日連続同じパンは飽きる。ミスドとか食いたい。

相変わらずメープルをかけるわけだが、最初の一口はバターやメープルが乗せにくいのでかじるしかない。本当に何の味もしないパン。朝に無をかじる。

ちょっと別の朝食も視野に入れなきゃいけないかもしれない。

糖質カットパン 糖質3.1g
カフェオレ 糖質4.1g
メープル10ml 糖質9.2g 
バター 糖質0g
合計糖質 16.4g
残HP 35.6g

16.4も使うなら絶対他の道があると思う。

4日目 昼食

「船橋の居酒屋で2:2で飲むんだけど来てほしい。相手の顔はわからない」

僕は基本的に行動を損得で考えて決める。何か誘われた際「俺に何のメリットがあるか」と考える。ただ友人からの誘いだけはそれに関係なくほぼ断らないので「糖質制限中だからコースじゃないなら行くよ」と返して家を出た。「読んだけど制限してなくない?」って返信が来てた。

千葉で冠水相次ぐ、5自治体が避難勧告
https://www.sankei.com/affairs/news/210313/afr2103130011-n1.html

ものすごい雨だった。駅まで歩くのも困難なレベルですごかった。ズボンの下1/3くらいが濡れてそういうデザインみたいになった。

船橋駅の喫茶店に着くと、友人は靴をビシャビシャにした僕を見て、気まずそうにコーヒーをおごってくれた。

窓から道路を見ると、水の流れみたいなのがハッキリと視認できるくらいだった。歩いてる人間など一人もいない。

友人は焦った様子を見せていた。「どうしよう、雨で道が死んでて行けないかもって言ってる」とのこと。そりゃそうだろうな。

「今説得してるけど、物理的に無理かもしれない」

この雨の中来る方が怖いけどなと思いながら、しばらくコーヒーをすすっていた。

結局まあ来れないとなってみたいで、どうしよっかみたいな空気になった。僕らは着いちゃってるから。

「せっかくだし女の子が来てたら食えなかった物を食おうよ」

と提案し、なるべく雨に濡れないところを歩いた。

「マキヤはよくそんなすぐ切り替えれるね、すごいよ。助かる」

感謝されたが、別に切り替えたわけじゃない。元々知らない女の子と話すより彼と話した方が楽しいと思ってるし、僕は普段から何事においても選択肢を多く持つようにしている。


だいぶ昔からそうなのだが「1個ダメになったら全部ダメ」となることを非常に恐れている。

高校生の時は部活を重量挙げとフェンシングで兼部しており、大学生の時は寿司のバイトに慣れてきたころに派遣会社にも登録しに行った。社会人になってからも副業は続けてたし、会社員しながらブログを作って、ライターをやるってなってからは工夫して色んなメディアで書いた。今なんかトータル週4勤務なのに3社で働いて会社もやるというわけのわからない生活をしている。

ダイエットだって、まだ運動を解禁していない。痩せたいなら運動を組み合わせた方がどう考えたって良いのに、一切やってない。徒歩5分の店すら車で行ってる。

「本気で全てつぎ込んでダメだった」ということが、心から恐ろしい。本気で全てつぎ込んだことなどないからかもしれないが、そうなった時を考えるだけで消えそうになる。

だから選択肢をたくさん持っていたい。選択肢の数が安心だ。悪いことばかりでなく、リスクが取りやすいというメリットもある。自分は今仲間と会社もやっているが、国からお金を借りて事業に注ぎ込むことになっても抵抗がない。それがダメだった時の選択肢を持っているから。

このダイエットが頓挫したら、運動を絡めてもいいし、カロリーコントロールの方でやってもいい。失敗するまでは糖質制限だけでいくけど、そういう選択肢は始める前から頭にあって、自分を甘えさせる。

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トロすた丼 糖質170g

まーじで美味かった。最高だった。伝説のすた丼は自分の生活圏に無いので久々に行けて本当に良かった。

「女の子たち来てたらこれ食えなかったぞ」なんて話しながらめちゃくちゃにんにくを追加した。超うまかった。

後々調べたら170gも糖質があってびっくりした。目標の3日半分くらいの糖質をこの一杯で。すごいな。

残HP -135.4g

昼食の段階でマイナス100超えか、ふーん、面白くなってきたじゃん。

4日目 夜

そのまま友人と3時間くらいカラオケやらダーツやらして、でっかい銭湯に行った。主に美容やアンチエイジングの話をしていた。

サウナで友人が「俺、陰毛剃ってみたんだ、ほら」と言ってきたが絶対見せないでくれよと思った。

昼食をガッツリとったわりに、風呂から出たらだいぶお腹が空いていた。20時を過ぎているので緊急事態宣言のあれで飲食店はやっていない。緊急事態宣言って言い方辞めて夜飲食店やってませんDAYSとかにしてほしい。適当にコンビニでなんか買うかなんて話していた時、目の前のラーメン屋に行列を見た。

普通に営業してる。普通に人が新規で入って行ってる。ネットでも味に定評のあるお店だった。僕らの歩みを止められる者などなかった。

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まさか二郎系とはね、と思いながらすする。うますぎ。脳に直接くる。麺が太い。太さの分だけ糖質がある。

今まで夕食までは残HPがあったから罪悪感多少あったけど昼にOverしたらもうどうでもよくなるという気づきも得た。

二郎系ラーメン 糖質 多分150gくらい
残HP -285.4g


めちゃくちゃオーバーした。糖質制限ガチ勢に怒られる前になんとかしたい。しかし心と腹はすごく満足している。はたしてどっちの方が本当に健康と言えるんだろうね。

ここで、「糖質を取りすぎたから明日からは40gにしよう」などと修正するのは違う。そういえばカラオケでコーラ飲んだけど違う。目標をコロコロ変えるのは目標達成出来ない奴の特徴だ。

あくまで一日50g、その目標を保ったままこの生活をやり遂げる。それが大切であり、そうするべきなのだ。

言ってなかったけど期間は一か月を想定してるので、あと27回こんな日記が続きます。誰が読むんだろ。

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マキヤ
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