《06》 ツインレイ彼と桜散歩デート♡初めての恋人手繋ぎはぴったりな感覚。
(2021年3月の話です。)
前に会った一週間後の朝、彼から突然LINEが届いた。
「急やけど、今日逢える?」
急だなと思ったけど午後から大丈夫と伝え、会うことになった。
お店に向かうと彼が居ない!あれれ?どこ?なんだか視線を感じて後ろクルッと振り向くと彼が。
公園行こうか。と言うので向かい歩くと彼がふわっとさりげなく手を近付けてきて、
あれ握ってきた、わ!しかもいきなり恋人繋ぎ!きゃー!♡
彼と手繋ぐのは初めてで「なんか、恥ずかしい…♡」と照れてつい声が漏れてね、彼に言っちゃった。誰が見てるかも分からないしドキドキ。
彼の手は温かくて私の手とぴったりで 繋いでるだけで、なんだか気持ちいい。
公園は二週間ぶりに来たけど、今年は桜の開花が早くてほぼ満開で綺麗に咲いていた。ベンチに座って2人で桜を眺めていた。
温かさが気持ちよくてずっと外に居てられるし時間も忘れる。
眺めてたら私たちが座ってたベンチの端におばあちゃんが座り始めるなり
「あら、2人で。(桜眺めるの)いいわねぇ♡」と微笑ましく声掛けてきたので、とりあえずニコッて笑って対応する。
私が冷ややかに小声で「絶対、関係性勘違いされてるわ。」と呟く。そうだよね、
側から見たら誰がどう見ても恋人同士に見えるよね、私たち。
この日は特に会話という会話もせず、まったりボーッと2人で座ってた。ただひたすらポカポカ春のお日様を浴びながら桜をずっと眺める贅沢な時間。
手見せてって急に言うから何かと思ったら彼は私の手相を見始めて
「うん、お金持ちになりそうだね。」
だってさ。彼はスピリチュアル能力あるし、占い師みたい。
何もしてないけど、只幸せな時間が流れる。
「眠くなってきたね、2人で寝ちゃう?」って言うから、(え?ホテル?)と思い冗談交わすように「え、ここで?私は側から見てるよ。」と返す。
彼が急に歌い始めた。
松任谷由美 "春よ来い"
えらいまた懐かしいところいくなぁと思って思わず突っ込んでしまった。世代的にケツメイシではないところが。
桜を見ながらまったり緩んでいた時。
私の体内、肚から頭の方に突き抜けるかのように
「ほんまにこんなことしてて楽しいん??」
って声が響いてビックリした。なんだったんだろつ、あの声は。誰の声だ?気のせいだったのかな。
「桜はパッと咲いて、パッと散るからな。」
彼は2、3回このフレーズを桜見ながら言ってた。桜って何でこんなにも日本人を惹きつけるのだろうか。
彼が急に近くのお店のあれ食べに行きたい!と言うから一緒に行くことに。
外ベンチで食べれるスペースがあって、店主と話しながら、食べたりとここでもゆっくり。私の知らないお店を教えてくれて世界が広がっていく。
お金を特別かけなくてもこんなにも楽しめるんだな。彼と一緒に居れるだけで幸せで、そう感じた。
神社が近くにあってホトトギスの可愛い声がたまに聞こえた。口付いてる?って彼が言うからジーッと覗いて「付いてないよ!」と私。
まるで本当に付き合ってるみたい♡にやにや♡
私が息子のお迎え時間だと言うと彼が近くまで一緒に行くというので歩いていた。彼がコンビニでトイレに寄ると言うのでコンビニ前で私はここで!と言うと、
彼は「お疲れ様!」と言いながら軽くギュとハグ、後ろからもハグ。
あぁ、また外国風の挨拶だな。
と私はあまり感動なく冷ややかな様子でバイバイした。
その日の夜、彼から今日はありがとうな♡とLINEが。♡マークついてる!
彼は今日デートした後の帰り道で「はー、楽しかった!」と心底全身から声が漏れていた。
私は「うん、楽しかったね。」とあっさり返したら「ほんまにー?」と疑われた。今日の私は
楽しかったけれど、どこか彼に対して冷ややかだった。
忙しかったのか知らないけど、彼の身だしなみが雑やってそれが気になってしまって。。。
最初の頃のキラキラ感がないというか、最近の彼は疲れてる感じがした。
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