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阿川さんのエッセイ

一気にまとめて借りてきた。どの話も面白い。食に絡む話は高価な食材でグルメで「いいもの食べてるぞー」というような話だけではないのも良い。お母上との台所での話、自炊の話なども盛り込まれている。

「死ぬまでにあと何回飯が食えるかと思うと、一回たりともまずいものは食いたくない」が口癖だったお父上。なるほど確かにこれは共感する。するけれど、かなりのわがままとも言える。

後者の本は阿川さんの成長記。最後の話は1999年のものなので、本としては少し(?)古い。これまでのエッセイはどれもお見合い話を自虐ネタにしているが、ふと、ご結婚されたニュースを思い出した。物書きはどんなこともネタになる、と考えてしまうという記述がいずれかの本に載っていたので、最近のエッセイにどのように書かれているのか気になってしまう。

街歩きがさらに楽しくなるものがあるといいな