10分日記 #103 環境改善されないトラック運転手の背景
こんにちは、
kei.です。
今日の記事
今日の記事は、国土交通省がトラック運送の標準的運賃表を約21年ぶりの公開した、という内容です。
運転手の配達待ち時間を時間料金として換算するなど、ドライバーの負担を減らすような内容にはなったものの、新型コロナウイルスの影響によって景気が悪くなっている状況でどれくらいの改善が見込めるかは見通しが立っていないようです。
感想
今回の記事にあるように、ドライバーの労働環境を改善していこうという取り組み自体にはとても共感しています。
自分も部活動の備品をトラックで運搬していた経験があるのですが、事故を起こさないように気を配ったり、普通の運搬以外に時間がかかることがあったりして大変だと感じることが多かったです。
トラックドライバーの方はそれ以上に注意力がいる運転を長時間快適とも言えない環境で行わなければならないことを考えるともっと優遇されてしかるべきだと感じました。
しかし、その送料を誰が負担するのか、という問題は難しいところだと思います。
先日楽天がアマゾンに対抗して送料無料化に動き出そうとしていた際にいろいろと問題が発生していたように、誰が送料を負担するか、という問題はかなり重要で難しい問題なのだと言えます。
話は少し変わりますが、最近の世の中ではこのような事態が多く発生しているような気がしています。
例えば、生きるための根源である食料品を作っている第一次産業の農家の方々が市場の低価格競争によって生活に困窮してしまったり、ECサイトの流通によって需要が急増している配送の場の労働環境や賃金が悪化してしまっている、ということです。
これに対して正義の旗の名の下に「平等を!」とか、「もっと価値を感じろ」とかをいうつもりはありません。自分の課題ではないので。
ですが、このような環境にある人たちは声を上げてアピールをして、差別化をして行った方が良いのではないかと思います。
昔、LINEを用いてスイカをオンライン販売している農家さんの話を聞いたことがあります。自分でアカウントを運用しているので、広告費がゼロでスイカを販売することに成功できているのです。
つまり、世界は「本質的な価値」よりも「価値がありそうとアピールできたもの」の方が価値があると判断するようです。
まあ、その人が価値があると思ったものに対して価値が発生することは自然なことなのですが。
そういった意味で考えれば、そういった、「真実」とは多くの人が無縁の中で生活をしている現代日本に希望があるようには思えないのですが。
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