元テレビ業界の人

AD、芸能マネージャーなどの体験談などを書きます。

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最近の記事

女性タレントが売れていく流れ

女性タレントの人生とは・・ すでに芸能で働いている方は理解があると思うので、間違いがあればご指摘ください。 もちろん人によって千差万別なのですがメジャーな方法を文字化できればと思います。 売れ方と言うのもさまざまですが、女性タレントで言えばメジャーな形が以下です。 雑誌・グラビア→ラジオ→深夜バラエティ→ゴールデンバラエティ→半女優化→ヒット作が生まれたら女優一本、同時に大型広告を狙う 想像しやすい例で言えば菜々緒さんや中村アンさんなどでしょうか。 皆様が今ドラマで見

    • 芸能界に実力派が増え、実力派が減った理由

      さっそくタイトルから矛盾しているようなのですが、現在その両面が発生していると思っているのでその話をします。 芸能における「実力派」というのは、アーティスト、アイドル、俳優、様々当てはまると思いますが、そんな実力派と呼ばれる人が増えた一方で、減っている現状を書きます。 芸能界の実力派が増えた理由 他の記事でも記載しましたが、 ・テレビ局のパワーが落ちたこと ・ネットの影響力が強くなったこと が理由だと考えています。 テレビ局は元々、とてつもないパワーがありました。 音楽

      • お笑い芸人とYouTuberどちらが面白いのか

        最近話題だったのでどちらも関わった身として個人的意見を言います 面白さはお笑い芸人さんの勝ちです。 なぜこんな議論が起きたのか そもそもは酒のつまみの番組内トークで霜降り明星の粗品さんが切り出したトークテーマです。 あくまでバラエティ番組の中での盛り上がりの一つだと思います。 一方でその口調や熱量は本心を吐露しているようにも感じました。 私の意見としては前述した通りです。 というか面白さという定規が世の中では定まってません。 なので人それぞれ。これに尽きます。 ただ

        • スターはもう生まれない

          このnoteはあくまで主観なので参考程度に読んでください。 2010年代後半、一気にYouTuberという存在がエンタメの可処分時間を奪いました。 コロナ禍になるまでは、あくまで若者のプラットフォームとして機能していたYouTubeですが、コロナ禍のステイホーム需要で中年世代から高齢者にも広がっていきました。 同時期に起こった ・嵐のYouTubeチャンネル開設とMV、ライブ映像解禁 ・K-popの流行 ・プラットフォームのアルゴリズム性能向上 このあたりが肝だったと思い

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        • テレビ業界での生活
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          タレントマネージャーはこれからどうなるのか

          この記事を見てくださった皆様が、テレビ業界の関係者であっても、そうでなくとも、お聞きしたいと思いこの記事を書きます。 タイトルの通り、「タレントマネージャーはこれからどうなるのか」。 皆さんはどう思いますか。 私は中学生の頃に憧れたタレントマネージャーという仕事に幸運にも就くことができ、現在10年近く同じ職業で過ごしています。 ただ、ここ最近の業界全体の動向を見ると、これから食っていけるのかとても心配になる瞬間が増えました。 現在の業界の背景を改めてご説明しつつ、皆さんの意

          タレントマネージャーはこれからどうなるのか

          ディレクターとAD

          こんばんは。 昨日の記事で書き忘れたことがあったので、その点を書いていきます。 ADという職業の働き方改革が進み、一番損をしたのは誰か、という話です。 お金としては、テレビ局の負担が増えたのは間違いないのですが、何よりも苦労を強いられたのはディレクターです。 そもそもディレクターとは、 ・会議で決定した企画の準備 ・構成を考える ・出演者との打ち合わせ ・収録時の指示 ・収録で撮影した映像を編集 などが主な業務です。 この全ての作業を行う上で、常に隣には

          ディレクターとAD

          テレビ業界が変わった日

          本日は、このnoteを始めた日から、絶対に書こうと決めていた内容です。 今回はそのまま、本題に入ります。少し重いですが、ご了承ください。 以前から私は、私がADとして働いていた時と、現在のADの方の働き方が違うということを前置きとして説明してきました。 テレビ業界は、この4年で大きな変化を遂げました。 現在のADの方の多くは、一日8時間労働、週休2日というのが当たり前になってきています。 そのきっかけとなったのが、電通社員の自殺事件です。 この事件が起きた時、私は

          テレビ業界が変わった日

          ADの睡眠方法

          こんばんは。 最近は仕事から帰宅し、ゆっくり文章を書くことが板についてきました。 私は学生時代から、大のテレビっ子でしたが、最近はテレビの視聴時間が少しずつ減っているのを実感しています。現在アラサーの世代ですが、同世代の方々はいかがでしょうか。 大人になったからバラエティ番組を見る体力がなくなったのか、単に面白いことに飽きたのか、はたまたテレビ業界全体としてレベルが落ちたのか・・ このテーマについて、後日私がタレントマネージャーだった時代に感じていた"テレビ業界の舵取

          番組の打ち切りをADはどう見るのか

          こんばんは。毎日何を書こうか悩みつつ、アレもコレも考えていると時系列がバラバラに・・ 随時更新しますので、ご興味がある方は是非フォローお願いします。 本日は番組の打ち切りについて、書こうと思います。 ここ数年、長年続いたバラエティ番組の打ち切りラッシュがありました。 めちゃイケ、笑っていいとも、みなさんのおかげでしたを筆頭に、全ての番組が伝説となったと思います。(全部8chじゃないかというのはさておき) みなさんはそれぞれの番組にどのような思い出があるでしょうか。

          番組の打ち切りをADはどう見るのか

          テレビ番組制作の役職と上下関係

          先日TBSで、リンカーンの特番が放送されていました。 リンカーンといえば、私の世代的には伝説の番組で、あの豪華メンバーで番組がスタートすると聞いた時はワクワクしたものです。 また、内村プロデュースが大好きだった私は、さまぁ〜ず出世したなぁ、という感慨深い思いもありました。内Pが終わった直後から、"Qさま"など、さまぁ〜ずの冠番組が増え、一時は全局で冠番組を持っていたほどです。 また、業界の中にも多数の番組ファンがいた印象です。 また、リンカーンのメインであるダウンタウ

          テレビ番組制作の役職と上下関係

          ADの残業時間ってどれくらい?

          こんばんは。 noteを書き始めて、思い出の整理もでき、スキやコメントを頂けてとても嬉しいです。 最近はプライベートで暇な時間を過ごす時、バラエティだけでなく報道やドラマも見るようになったのですが、ふと業界内のジャンル違いの"いがみ合い"を思い出しました。 AD時代、新しく始まるドラマの主役が、ゲスト出演したことがありました。 いわゆる番宣。このキャスティングはドラマのプロデューサーとバラエティ側のプロデューサー、そして編成と呼ばれる部署の社員によって決められます。

          ADの残業時間ってどれくらい?

          神様のような俳優さん AD生活5日目

          本日は昨日お話した、神様のような芸能人についてから書いていきます。 芸能で数年過ごした経験を経て、今でも鮮明で覚えている出来事のひとつです。 芸能あるあるかと思いますが、今となっては、ほぼ全てのタレントに会ったことがあるので、プライベートでも仕事でも、どんな大物芸能人に会っても大して反応しません。 大学時代の友人と飲み会をすると、「○○と会ったことある!?」などと話題の俳優さんやアイドルの名前を挙げられますが、そりゃあ会ったこと(間近で見たこと)はあります。が、ほとんど

          神様のような俳優さん AD生活5日目

          テレビ業界のお金の話 AD4日目

          今日はパソコンから投稿しています。 本日はお金の話を少し・・ 今回は特に、噂話も含まれている話ですので、話半分に見ていただけますと幸いです。 ADの給料って、どれくらいだと思いますか? その質問は同級生からもよく聞かれたものです。 結論からいうと所属している会社によって差はありますが、私の初任給は手取り14万円程度でした。3ヶ月経過し、研修期間を終えた後は17〜18万円程度の手取りです。 また、半年経過した時はもう少し増えてきます。ここらへんの昇給についても会社に

          テレビ業界のお金の話 AD4日目

          AD生活3日目 なぜADになったのか

          本日はAD勤務3日目のお話です。 昨日のノートでは、あるきっかけでマネージャーを志したというお話をしましたが、なぜ私がマネージャーではなく、ADになったのかお話します。 私は普通の四年制大学に通っていました。大学受験の時は、テレビが好きすぎてお笑い芸人になろう!と考えて行動した時期も実はありましたが、結局その一歩を踏み出せず、普通の大学生として過ごす決断をしました。 単純に怖かったのだと思います。その道に進むリスクを取れなかった。今でも、あの時違う決断をしていたらどんな人

          AD生活3日目 なぜADになったのか

          AD生活2日目 資料作成

          本日は昨日の続きです。 その前に、私がなぜテレビ業界を志したのか、触りだけ説明させてください。 私はアラサーで、ゆとりとも呼ばれる世代です。 この世代は、エンターテインメントという分野に向き合う上では一番恵まれている世代であると思っています。 というのも、小学生の頃には「笑う犬の生活」、「ワンナイ」が放送され、中学生の頃にはテレビ朝日平日23:15〜の枠の黄金期でした。「ぷっスマ」「くりぃむナントカ」「アドレナガレッジ」「内村プロデュース」「アメトーーク」…etc.

          AD生活2日目 資料作成

          最初の投稿〜AD1日目〜

          初めまして。 現在アラサーのサラリーマンがテレビ業界での体験や思い出を書いていくノートです。 これまでテレビ制作、いわゆるADや、タレントのマネージャーを経験しました。 と言っても、それぞれ大した年数はやっていないので、現在も働いている方と違いリアルタイムな話ではないかと思います。 1人の人間が、昔からの夢を追いかけ、実際に夢を叶え、その世界で見たこと、聞いたことをメモとして残していきます。 一部、人から聞いた噂話も含まれますので、話半分で読んで頂けると幸いです。 今

          最初の投稿〜AD1日目〜