ついに本日ネコの日！　「ネコの日ＳＰ」の最終回は、ブームになったネコ作品や現象などを、バラバラ紹介するよー！

「イヌは人間の最良の友である」っていう言葉を聞いたことがあるにゃ。確かに従順で単純で扱いやすい犬は、人間の友にふさわしいかもにゃー。じゃあ、ネコは…。「ネコは人間の最高のご主人様」にゃー！
きっと、ネコたちは日々そう思って暮らしていることでしょう。大体のことがネコ優先。どんなに疲れていても、自分ちのネコに「にゃー」と言われたら、「はいはい。何ですか？」とご機嫌を伺う。たまにネコに気遣われると「ごめんねー！」と激しくフォローを入れてしまう人間のみなさん、本日は「ネコの日」ですよ。
さて、そんな風に、いつもはネコのしもべのように働いている人間だけど、実は人間も今までずいぶんネコに頼ってきた気が。たとえばネコが登場する歌、CM、アニメ、映画、コミック、小説などで流行したものの中には、ネコだからこそ流行ったんじゃないかと思うものも数多くあるよね。
というわけで、時代を彩ってきたネコたちを、思いつくままにざっと紹介します。覚えている人は「あー、あったあった！」と思い出し、そうでない人は「古過ぎて知らんわー」とスルーしてください。カテゴリー別に分けることもしないし、資料性も特に無いので、縁側のネコのようにのんびり適当に読んでいただけたら幸いです。
（構成・文／浅井加枝子）

ネコブロスvol.1 (TOKYO NEWS MOOK 889号)

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ネコを大フィーチャーした昭和のヒット曲
『黒ネコのタンゴ』
1969年に、当時6歳だった皆川おさむが歌って大ヒットした曲。古過ぎてすまんね。曲を知らない人は、現在57歳以上のおじさん、おばさんに聞いてみよう。おそらく8割以上の人が歌える。のっけから恐ろしく古くてすまんね。
小さいだけで「かわいい」と言われた皆川おさむは、時には顔にヒゲを描き、目いっぱい声を振り絞って歌っていた。そんな、がんばっていた昭和の子どもが、1970年には『ミャゴラ猫の初恋』という曲を歌い、一気に大人になってからの1999年には、カバーソングとして再び『黒猫のタンゴ』を歌い、2008年には、アニメ『ケロロ軍曹』のエンディング曲『ケロ猫のタンゴ』を歌う。皆川おさむ、ある意味「ネコ曲シンガー」。

ケロ猫のタンゴ

昭和の子どもが目を見張る、アメリカのアニメ
『トムとジェリー』
おそらく世界で1番有名なネコの「トム」と、世界で2番目に有名なネズミの「ジェリー」による痛快短編アニメ。日本では1964年にテレビで初放送されたアニメ『トムとジェリー』。
本国アメリカでは1940年に生まれ、1943年にはアカデミー賞を受賞している。第二次世界大戦終戦の年1945年にもアカデミー賞を受賞しているが、その作品を日本で見ることができたのは約20年後。
トムを飼っている家の電化製品の充実具合、パーティーのごちそう、冷蔵庫の中のキラキラしたゼリーなどに、昭和の子どもは目を見張ったのだった。アニメのクオリティや面白さも教えてくれたが、正直「20年前なのに」と、アメリカと日本の当時の生活水準の差も教えてくれたネコ「トム」。

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来月の3月19日（金）から映画『トムとジェリー』（新作）が全国公開される。人気は不滅だなあ。

映画『トムとジェリー』 2021年3月19日（金）全国公開！

日本のアニメの先駆けネコ
『長靴をはいたネコ』
シャルル・ペロー原作の童話をもとに、東映動画（現在の東映アニメーション）で劇場版アニメとして製作された作品。「びっくりしたニャ！」というエンディングテーマが今も昭和子ども世代の人々の頭のどこかに残っている（人もいる）。東映アニメーションのシンボルキャラクターにもなっているね。

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一緒にこちらもぜひ見てほしい！
『長ぐつをはいたネコ』
おしゃれでハンサムでかっこよくてかわいい！

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『ハローキティの長靴をはいた猫/アヒルのペックルのみにくいアヒルの子』
キティ、意外と行動派。

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ジブリ映画のネコといえば
『魔女の宅急便』のジジ
魔女見習いキキの相棒、黒ネコのジジ。シニカルな言葉でキキをサポートする。自分と同じ黒ネコの絵のマグカップを見つけたジジの姿は、かわいいさ満点！　自分も同じマグカップを欲しくなる。キキと人間の言葉で会話できなくなった瞬間は泣いたなー。

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ジブリ映画といえば、こちらのネコも！