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社会人4年目にわたしが経験した、本当にあった「人事異動」のお話。異動先はまさかの・・・

タイトルに敏感に反応された皆様、
こんにちは、(元)会社員つつおです。

会社員の運命を大きく左右する人事異動。
皆さんはどんなイメージをお持ちだろうか。
栄転、左遷、単身赴任、と様々だろう。

今回は私が実際に経験した事を書いた。

皆さんが読者になって下さるかどうか、
今後を占うとても大事な初投稿なので、
真面目に書いた。

人事異動。
少し堅めの内容ですが、
お付き合い下さい。




では早速、時を戻そう←

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あれは2019年7月中旬頃だった。

いつも通り電車に揺られて出勤し、
いつも通りメールチェックを始めていた。


新卒向け会社パンフの「ある社員の1日」
で紹介される、ありがちな1日の始まりだ。

無駄にCCに入れられた、大量のメールに
「既読にする」のチェックを入れていく。


そんないつもの作業をこなしている時、
ある強烈なタイトルのメールが視界に
飛び込んできた。



「人事異動の打診」




うん、一旦見なかったことにしよう。
これも既読チェック入れとこ、えぃっ。



とはいかないのが会社員である。
ポチッとクリックすると、
朝礼後に電話をするようにという内容だ。

先日の七夕の際には、確かに

「鬼上司の側から離れたい」

と短冊には書いたが、
決して人事異動を希望したわけではない。
ねぇ彦星さん、あんたまさか・・。

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そんなこんなで時刻は
始業開始の9時になった。

いつも通りの朝礼が始まる。

こんなにも集中できない朝礼は初めて・・・
ではないが、

「どこに飛ばされるのか?」
「最近スキャンダル起こしたっけ?」
という事しか頭になかった。

動揺するのも無理ない。
異動となれば、初めての転勤だ。


新卒入社して4年、人事異動の季節には
うまく気配を消して過ごしてきた。

しかし遂に
「あっ、そういえばあいつ居たわ」と、
めでたくメンバー入りしたのだろうか。

朝礼後に行われる課のミーティングが
終わったあと、いよいよ本社に内線。

電話口に聞こえたのは
聞き慣れた野太い役員の声だ。

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「東京セントラル証券に出向だ」



と一瞬聞こえたが、全然違った。

「人事異動だ、
 XXX支店に支店長として異動してもらう」


ん?
シテンチョウ?

少し時間はかかったが、理解した。
これはいわゆる栄転というやつだ。

号外の見出しは
「期待の若手に白羽の矢、異例の大抜擢」

で決まりか。

うひょ、うひょ、うひょぉぉぉぉぉぉ。

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という思いは3秒くらいで消えた。

なぜか?


実は数か月前に入籍したばかりなのだ。
新婚生活が始まって半年も経っていない。

結婚や家の購入、身を固めたやつに対して
ここぞという絶妙なタイミングで発令される
島流し、いや人事異動というやつか。

噂には聞いていたが、
まさか当事者になる日が来るとは。

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「いやっ、異動なんか無理っす」
独身だったら、思いきって退職ということも
出来たかもしれない。

ただ前述の通り、半年前に結婚したばかり。
結婚した途端に、

「俺、仕事や~めっぴ」

と告げたら、妻もひっくり返るだろう。

結局、「3連休明けに返事をくれ」
と短めの期限が決められ電話は切れた。

「新婚早々すまない。
 君にも苦労をかけるが、一緒に頑張ろう」

こんな感じで伝えようと決めて
愛する妻の待つ自宅へ帰った。

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結果、「単身赴任」になった。

・(妻の)仕事と調整が困難
・しかも異動となれば2週間もない
・新居に引っ越したばかり
・子供もいない

そういうわけで
「今はお互い仕事を頑張ろう」
という話で纏まったのだ。

連休明け、出社後一番に本社へ連絡。

私 「決めました、倍返ししてみせます!」


役員「はっ?」


私 「あっ、いやもう喜んで異動させて頂きます。えぇ、恩(怨)返しします(白目)」


こうしてめでたく私も「人事異動」という
儀式を経験し、「あ~人事異動ね、分かるわ~」と普通の会社員として語れる共通ネタが増えた。

その後、単身赴任生活の約1年に何とか耐え、迎えた2020年12月。

「どうせなら嵐と一緒に」と活動休止

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いや退職した。

これが私が経験した
本当にあった「人事異動」であった。



記念すべき初投稿を終えた。
下らない話を読んで下さった方々、
ありがとうございました。

今後もnoteには私が会社員として経験した
ことを、忘れないように残していく。

えっ?
たった5年半ごときで?


いやもし転職しなければ、
私にとっては最後の会社員生活なのだ。


オリンピックが4年に1度なら、
私も5年に1度くらい記録を残しても
良いではないか。




おしまい。

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