ひよっこ建築家のアトリエ設計事務所での働き方

読んでいただきありがとうございます。

早いもので私がアトリエ設計事務所で働きはじめてから1ヶ月半ほど経ちました。

今回のnoteでは
ひよっこ建築家の『仕事の内容』
についてお話しようと思います。

簡単に自己紹介させていただくと、

・2020年4月に大学院を卒業
・アトリエ設計事務所（建築意匠）に就職
・現在約1ヶ月半が過ぎようとしている

といった状況です。

私はアトリエで働くとどんなことをするのか
先輩からの情報でしか知りませんでした。

あまり見えてこない部分も含めて買いていきたいと思います。

アトリエ事務所1ヶ月目の仕事内容

まず約1ヶ月間で関わっているプロジェクトは

・アパレル店舗設計コンペ
・オフィス基本設計
・ホテルリフォーム計画
・新築住宅基本設計
・別荘是正工事
・飲食店舗コロナ対策
・記念館照明計画（照明デザイナーと協力）

合計で7個掛け持ちで仕事をしています。

もちろん上司の下についていることが多いですが
卒業したてなのに多くの仕事に携われています。

中にはデザインして実際に採用されることも！

経験を積みたい人にはとてもいい環境です。

アトリエ事務所の試用期間

アトリエが組織設計事務所と大きく違う点は

・1ヶ月〜3ヶ月の試用期間がある
・携われる仕事の数が圧倒的に多い
・試用期間はインターン扱いで給料なしが多い

という点でしょうか。

私も現段階1ヶ月経ちましたが
当然のようにインターン扱いです。

しかしインターン扱いというのは給料だけ
仕事の時間などは実務的なことを除いて
あまり変わりません。

事務所によってまちまちですが
私の通っている事務所は交通費は支給でした。

実家から通っているので、
昼食代以外のお金はかからないのが大きいです。

入社1ヶ月でも勤務時間は差が激しい

勤務時間は一般的な会社とは違い
学生の時間感覚に近いです。

コンペの提出前は徹夜するくらい忙しく
普段はわりとゆったりと仕事をして帰ります。

学生と似ているのがもう一つ
定時という感覚があまりないところです。

『今日の作業からいいから帰ろうか』
『この作業明日までだから終電まで粘って』

といった形で勤務時間が決まります。

早い日には17:00には帰ってフットサルしたり
遅い日は終電ギリギリまで粘ります。

徹夜の次の日はだいたい昼から呑んで帰ります(笑)

アトリエ事務所で給料はどのくらい？

私はまだ給料もらえていませんので
同期や先輩の話を参考にお話ししますね。

超有名建築家のアトリエ
・22万円〜30万円くらい（1年目）

大学講師などやっている建築家のアトリエ
・15万〜20万くらい（1年目）

若手有望建築家のアトリエ
・10万〜15万くらい（1年目）

近年は、給料が安すぎると人が集まらないので
生活できる程度にはお金はもらえるようです。

事務所を開いたばかりの若手建築家の場合
入社する前に、

・実家暮らしじゃないときつい
・最初は十分な給料支払えないと思う

といったことを言われることもあります。

実際に私も5事務所ほどインターンに行きましたが
2つは生活は厳しいと思うと言われました。

インターン前に給料を聞くのは
タブーという謎な暗黙の了解があります。

・先輩の社員さんと仲良くなって聞いてみる
・既婚者や1年目の家賃などで探りを入れる

のがオススメです。

ちゃんとしたところはHPに給料が載ってます。
（有名どころだと中村拓志氏のNAPなど）

インターン期間は実家から通おう

インターンという名の試用期間は
どうしても慣れるまでに時間がかかります。

・仕事に集中できる
・お金を節約できる

というメリットがあまりにも大きいので
最初の間は実家から通うのがベター。

お金に余裕があるなら職場の近くに部屋を借り
通勤時間などを減らすのはありです。

アトリエ事務所も働きやすい環境に！

『アトリエは修行するための場所』

という意味合いが大きかったアトリエ事務所。

現在では、

・大手よりも多く仕事に関われる
・前よりはお金の面でも暮らせるようになった
・休みや社会保険などもある場合が多い

といったように
かなり労働環境面が改善されています。

アトリエ事務所1ヶ月目の実態を書きました。

組織などの大手に進む人が増加しています。

コロナや業界全体の様子を見ていると
自分自身で稼ぐことができないといけない。

これからを考えれば、
少しでも早く自分だけで稼げる技術が大事です。

組織だと4年ほどで1物件を担当くらいが
最近の傾向でしょうか。

アトリエ設計事務所で早めに多くの経験を積む
→これからな世の中で戦える人材になる近道

だと思います。

また更新していきたいと思います。