♪ 川崎工場夜景運河探検クルーズ ♪

ずっと何年も前から、工場夜景を見たいと思っていた。 

一眼レフを携えて、東京駅からひとり  はとバスに乗ったのは      去年の9月中旬の夕刻だった。

船から川崎工場夜景を見る前に、ホテルのバイキングを 美味しく頂いた。 食事を終えて、ロビーのソファーに座っていたると、          食事会場で、近くの席だった女性が 私の傍に座った。

彼女もまた、ひとり参加だった。                   仕事帰り、誰にも言わずに  初めて ひとり参加 というものを したそうだ。

「 今までにした事が無い事をしようと思って」と、彼女は言った。    その言葉に深い思いを感じた。 

彼女は、50代半ばだろうか。                                                                           その日仕事を早めに切り上げ、ツアーのひとり参加をする事に、     自由と時間の贅沢を見い出し、『 未知の経験 』として選んだのだなと、 私は思った。 

人間、いろんな心境になることがある中で、自分に捧げる時間を見つめ、 一歩を踏み出したように 私には受け取れた。

言葉の中にあるの背景を感じ、                    一期一会の短い言葉の中にも、深いものを感じる時がある。 

私は心の中で、彼女と私に  エールを送った。

船上からの工場夜景は神秘的だったが、思ったより建物から遠いと感じた。

帰路の船の傍を 、沢山ボラが元気いっぱい大きく跳ねて、        水しぶきを上ながら出迎えてくれた様で、船上の人達は皆 、歓声を上げた。


       

              



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