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映画「ハウスメイド」


面白かった。
韓国映画で、久しぶりに見応えがあった感じがした。

見応えがあったという事は、ストーリーが分かりやすかったとも言える。

(ちなみに私が使う「面白かった」は、笑える方ではなく、intrestingの方「興味深い」の方である)


ポン・ジュノ、パク・チャヌクという名監督たちに影響を与えたと言われている「下女」のリメイク作品。
キム・ギヨン監督は、評価され始めた直後、ベルリン映画祭へ旅立つ前夜に亡くなった。

そんな解説記事を見たら、観たくて観たくてたまらなくなった。


主人公を演じたチョン・ドヨン、「君の誕生日」で知った女優さんだが、こういった露出の多い役も経てきたんだな~と感慨深かった。

ユン・ヨジョンも流石だった。「ミナリ」の母親役が超絶大好きだった。
やはり作品が締まるし、深みも増す。
この作品に関しては、ユン・ヨジョン演じる先輩の存在無しでは、私は最後まで観られていたか分からないと思う程だ。


イ・ジョンジェ、「新しき世界」の人だな〜、くらいで観ていたが、あの鍛えられた体と、後半の義母とのシーン、それだけで存在感があった。

終わってみたら、冒頭から出てくるのは女性ばかりだった。振り回されている女性ばかり。

いつの時代もどこの国も、女性が社会に振り回されているのか、女性の我慢や苦悩によって社会が回っているのか、
女の私はそんな事を思ったりもした。

ラストはナミ。
ナミもまた振り回されていくのだろうか。

大人になったナミが登場する続編?もあるらしい。「下女」「火女」と合わせて是非観てみたい。








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