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ワークショップに行ってきました


はじめてのワークショップ


2024年3月23日(土)
「ジュエルなカラーセラピー」というワークショップに行ってきました。
小池安雲さんと高橋克さんのユニットAMATOの企画。
小池安雲さんは私の色彩心理の先生でもあります。
用意されるのは、白いキャンバスボードやキャンバス、絵の具。
その他に画面に付けたいビーズなどの素材。
思うままに、いろいろなものを画面に配置しながら一枚の絵を制作し完成後に作品について思ったことを言葉にして伝え合うというもの。

あまりワークショップに参加をしたことがないのですが、参加を決めたきっかけは〈違和感〉がきっかけでした。

昨年に色彩心理を受講して色から自分自身を振り返り、考え方や今までの生活を見直したのですが・・最近どうもしっくりこない。
〈良いはずなのに、何か不安〉
そんな気持ちが時々、頭をよぎります。
〈自分に良いと思って行動した今なのに、この違和感は何だろう?〉
「自分の事は、自分だけでは良く分からない」
その学びが昨年あったので、自分を知りに参加しました。

高橋さんは割烹料理をされていて料理がとても美味く、人見知りで緊張
しやすい私もリラックスして受講できました。

手作りパンに、大豆ミートのナゲット
こだわった食材で作られたランチ
人参が甘く感じる、おいしいスープ付

絵を描く事をしているので、「絵の具を塗るワークショップ」と聞いてから
色や構図など先ず考えてしまいます。
なので、「何も考えずに、思うままに表現してください」という指示に少し戸惑いました。
しかし、何も考えずに描いていた子供の頃を思い出して〈思いついたもの〉から順々にホワイトボードに塗っていく作業を心掛けるようにしました。

一枚目は「思うままに制作する」

始めに頭に浮かんだものから、考えずに制作。
何も浮かばなっくなった時に手を止めました。

描いた後に自分の作品を見て思った印象は〈過去と今〉
価値観の変化と思い出した感情
何気なく斜めに引いた色が境界線の様に見えます。
「過去の自分の経験も大事にしながら新たなものに挑戦したいかな?」
そんな印象をいだきました。
参加している方も〈中央を横断する線〉について触れ、
〈中央の線〉が私自身
〈上部〉〈下部〉が過去と今
「自分という軸を基準に過去と未来を見据えているのでは?」
「境界線のような線が混ざり合っているところがあるので、過去の事を大事にしているのかも?」

という指摘もあり「なるほどな」と気づく事もありました。

小休憩、ストレスの話

二枚目の制作の前に、高橋さんお手製のスコーンで小休止。
始めはたわいもない会話でしたが、少しずつ深い話へ。

仕事、ストレス、生き方の話まで経験もはさんで密度の濃い話になりました。ちょうど私も含め〈何かが変わった人、変えたいと思う人〉が偶然にもワークショップに集まりました。
私としては〈ストレスの怖さの経験〉を話しました。
気質的に共感力が強いため我慢することが多かった日々。
その中で、三日三晩水も受けつけず寝込んだことがありました。
ある日突然ものが食べれなくなり、水も医者で受けた点滴も拒否。
それは、まるで身体が生きる事を拒否したような日々でした。
検査をしても問題は無く、なのに身体が何も受け付けない。
医師の問診で〈原因がストレスである〉と診断を受けました。
たった三日間でしたが命の危険を感じました。

当時を振り返ると、仕事で日々神経を尖らし、一人で抱える仕事も多く不眠症を患っていました。
自分にも厳しく、他人にも厳しい。
思うように仕事ができない自分にストレスを感じ、思うように動かない仕事仲間にイライラして自分自身でストレスを作っていたのです。

今は自身が〈他人のストレスを感じやすく、自分でストレスを作りやすい〉という事を理解して気を付けるようになりましたが、そんな経験を経ての気付きでした。

無理をしてまで気付いた信頼も、失うのは早いもの。
身体を壊し退職してしまい、それまで生きがいとして大事にしてきたものは一瞬で消えてしまいました。
何をするにも行動の真ん中に〈自分〉というものを持っていなくてはいけなかった。
〈後悔のない人生〉その為にどう生きるのか?
その思いや行動に、自分自身の意思はあるか?

今は自分に問いかける事が多くなりました。

〈自分を大事にする〉その意味。
出来るなら痛い目を見る前に気付きたかったですね。

ストレスは怖いもの、心とは脆いもの
それが私の教訓です。

人気のスコーン
サックリしていてウマウマです


今度は「未来の自分」というテーマで制作

さて、二枚目の制作テーマは「未来の自分」
ここで先ず浮かんだ色は〈若葉〉
実はこの〈若葉〉一枚目に気になったのですが使わなかった色なのです。
でも制作中も気になって、二枚目で最初に手に取り制作を始めました。

今思うと「これからの自分に先ず必要な色だったのかも」と思える色でしたね。
色彩心理で〈若葉〉のイメージは「再生」「心」という言葉が含まれます。
それは「リスタート」「本心」という意味があるのです。
それを基準に「朱色」と「黄色」が波の様に若葉色を目指し湧き上がってるようにも見えて自分には珍しく感情的な動きだなと思いました。
あまり〈赤〉=「情熱」〈黄色〉=「楽しさ」とは無縁な性格と分析していました。
しかし、出来上がった絵を見ると「決めつけ過ぎたのかな」そんな気付きもありました。

2枚目「未来の自分」
ほぼペインティングナイフで仕上げました

頭の中で考えを巡らしても答えは出ず、やはり何かに表すことはそのヒントを提示してくれるような気がします。

〈良い事なのに何か不安〉という冒頭の気持ちの正体はなにか?
それは、「変化に身体が心が慣れていく準備をしているのではないのか」
と、そんな気がします。

人生はゲームの様にリセットはできないものです。そして、AIのような驚異的な演算能力も持ち合わせていません。
過去の経験から少しずつ考え、納得し行動してはじめて馴染むものだと思います。
すこし心は焦りますが自分を信じて、今は着実に生活しようと思いました。

自分なりの答えを見つけ、おいしい料理とお茶をいただけた。
楽しいワークショップでした。


色彩心理の備忘録

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