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portfolio No.19 「この傷に名をつけるなら」

現在(曳舟)gallery hydrangeaで開催中の企画展
「Blurred Scars」
がテーマの展示会です。

そこに出展している作品の一枚のお話

右から2列目

「この傷に名をつけるなら」2022年
インク・ケント紙
作品サイズ:251×176㎜

今年一番・・細かいです
始まったばかりですけどね・・
それほど感情が入り混じっている絵だと解釈できます
部屋の有り様は澄んでいる人間の脳内
とはよく言ったもので
絵は私の脳内に等しい

傷は外傷と内傷に分かれると思うのですが、どちらかというと私の場合は内側・・精神的なものが比較的多い。
骨折や裂傷や火傷は目に見えてわかりますし裂傷は浅ければすぐ直ります。
疲労を蓄積して痛める関節障害を患った事がありますが、未だに寒い日や無理をすると痛んで歩くのが辛い時が有ります。
目に見える傷は理由がはっきりしていて完治もするし、多少痛みや傷が残っても対処に仕方は心得られるものだと思います。
ですが
内側、心の傷は治るまで時間が掛かります。
とある人の一言を20年以上引きずる事もあります。
原因はあるのに、それだけではない。
自分の気質もあるし生まれて育ってきた環境もある、人と話して何かに気付き価値観が変わると綺麗に癒える事もあるが未だ引きずり続けるモノもある。

その
今の心の痛さに名前を付けられない。
そんな絵です。

絵を描く事は自分を見つめ直し内観する効果もある。
いつか癒されるように
いつか名前を付けて思い出に出来るように
願って描きました。

「Blurred Scars」
曳舟:gallery hydrangea
2022年2月3日(木)~2月13日(日)休廊:火・水
13:00~18:30(最終日17:00)

*DMやメールにて通販対応可能です。
ご来場の際はマスク着用にて宜しくお願いいたします。

制作記録:バックステージ

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