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7月という月に:テロリストは無名のまま塵芥に。

イーロン・マスク氏は13日、共和党のトランプ前大統領が東部ペンシルベニア州の集会で発砲を受けて負傷した事件の後、X(旧ツイッター)を通じて「トランプ大統領を全面的に支援し、彼の早期の回復を願う」と表明した。

出典:「マスク氏「トランプ氏を全面支持」表明 銃撃事件後Xに 「セオドア・ルーズベルト以来の屈強な大統領」」
(『産経新聞』2024年7月14日)
(「Donald Trump Jr. 氏の「X(旧:Twitter)」ポストより」2024年7月14日(日本時間))

イーロンさんもポストしていましたがこの写真は印象的でした。仮にトランプさん個人を蛇蝎の如く嫌っていても、アメリカ国民であれば少なからず心うたれるのではないか、と思うほどに。

無事に選挙戦を勝ち抜き大統領に返り咲いたら、二世代後くらいには教科書に載っているのではないでしょうか。「かつて、理性を否定し、自由と民主主義を否定し、理不尽な暴力と恐怖のみで世界を支配しようとした勢力(テロリズム、コミュニズム、ファシズム)との戦いがあった」との歴史を象徴する一枚として。

容疑者の肯定は、次なるテロを生む。

出典:「安倍元首相銃撃 テロ事件の肯定を許すな」
(『産経新聞』2022年8月5日)

あらためて言いましょう「テロリストやファシスト、コミュニストには名前も言葉も与えてはいけない」、そういった意味では今回のトランプさんを狙撃した犯人は即座に無力化されたとの事ですから正しい処置であったと思います、今後の暴力行為への抑止力との観点からも。

選挙遊説中に岸田文雄首相が襲われた爆弾テロ事件には、昨年7月に殺害された安倍晋三元首相銃撃事件と多くの類似点が浮かんでいる。

出典:「岸田首相襲撃 テロの容認が事件を呼ぶ」
(『産経新聞』2023年4月21日)

翻っての日本では、安倍さんが暗殺されたときに「容疑者にも同情すべき点が」、「(暗殺された事を)悲しいとは思わない」といった声が散見されました。朝日や毎日などオールドメディアに限らず、元官僚、大学教員などのいわゆる「インテリ層」、そして同じ危険性を持つ立場にいるはずの議員が笑いながらとの、、今でも反吐が出ます(動画もありますね)。

(「X(旧:Twitter)での拾い物」)

こんな人たちが、テロやファシズム、共産主義などの暴力・恐怖による支配を助長してるのだよな、その自覚はあるのだろうか。

トランプ政権はその任期中の国家安全保障戦略でNATO堅持を明言した。

出典:「「トランプ恐怖症」の危険 古森義久」
(『産経新聞』2024年1月19日)

あとはここ最近、もっともらしく「もしトラ」なんて言っている方が左右問わずに(いわゆるインテリ層でも)散見されますが、その方々が「今回の暗殺はトランプさんの自作自演」とか言い出すことが無いよう、願っています。

そういった意味では、麻生さんが早い時期にトランプさんと会談出来ていたのは僥倖、こういったつながりはやはり一朝一夕でできるものではなく、代々引き継がれていくものだよな、ともあらためて。

さて、繰り返しになりますが、こういった宣誓を忘れないようにしたいところ。

「皆さんは、大勢の命を奪った男の名前ではなく、命を失った大勢の人たちの名前を語ってください。男はテロリストで、犯罪者で、過激派だ。私が言及するとき、あの男は無名のままで終る

出典:「ニュージーランド首相、銃撃犯の名前は今後一切口にしないと誓う」
(『BBCニュース』2019年3月19日)

なお今回のヘッダに拝借した画像は拾い物です、安倍さんの三回忌を迎えたこの時期とは、また、何の因果か。「安倍さんならどうするか(思うか)」との視座を忘れないようにとあらためて自身に刻みながら。

そうそう、トランプさんの「写真」、ピューリッツア賞受賞歴もあるカメラマンさんが撮影とのこと、真のジャーナリストとはこういう方々なのでしょうね、ふむ。

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