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仕込みは上々、安定の麻生さん、と。

自民党の麻生太郎副総裁は23日午後(日本時間24日午前)、ニューヨークのトランプタワーで、トランプ前米大統領と会談した。米国第一主義のトランプ氏が11月の大統領選で返り咲いた場合に備え、良好な関係の構築を図った。

出典:「麻生氏、トランプ氏と会談 大統領返り咲きに備え
 「とても名誉なこと」とトランプ氏」
(『産経新聞』2024年4月24日)

トランプ氏は来日時、安倍さんに「あなたの友達は誰なんだ」と尋ね、安倍さんは「麻生さんだ」と答えた。

出典:「阿比留瑠比さん、「X(旧Twitter)」2024年4月24日ポストより」

「シンゾー」との名を呼んだ時のトランプさん優しい顔が、どうにも印象的で、、やはり哀しいなぁ、、で、てっきり麻生さんからトランプさんにアプローチしたのかと思ったのですが、実は逆であったとの記載が本日付の日経新聞の記事で確認できるようです。ただネット上では有料部分のようで、画像ベースでしか私も確認できていないのですが、以下の記事で今年の1月に麻生さんが訪米された際のトピックとしてあがっていました(ちなみに1月の時点では会えていません)。

実は麻生さん側からトランプ氏に接触したのではなく、トランプ陣営の方から麻生陣営にアプローチがあったようです。具体的に言うと、トランプ氏の義理の息子のジャレッド・クシュナー氏がジョン・D・ロックフェラー5世に頼んだようです。ロックフェラー家と麻生家は代々、近しいのですね。このロックフェラー家を通じて「アメリカに来てくれ」という要請があった。

出典:「自民・麻生氏「訪米」はトランプ氏側からの要請だった」
(『NEWS ONLINE 編集部』2024年1月18日)

これを踏まえて、今回の一連の流れを俯瞰するとなかなかに興味深い。珍しくNHKが普通に仕事をしていたので、よろしければご参考に。

立憲共産、、もとい立憲民主党が的外れなのは相変わらずですが、日本維新の会は「複数のパイプを各党や行政府が持っておくべきだ。麻生副総裁のパイプを生かしていくことはかまわない」と、なかなかの現実路線です。(再エネ賦課金で現実的な立案をしてきた)国民民主の見解も確認してみたいところですが、、是々非々での政策検討ができるのは、この辺りまでですかね、、やはり。

個人的には、今回の動きはアメリカに対する「リスクヘッジ」としてみれば日本としては至極真っ当で、(建前上にせよ本音にせよ)文句を言わないといけないバイデン政権に対しても、総理経験者で安倍さんの盟友でもある麻生さんなら説明もし易く、またご本人へのダメージも無い、個人的には外交の機微をついた見事なやり方と思いますが、、さて。

中露などの挑戦を受け自由世界が未曾有の危機にある中、予算案採決は議会にとり「世界をリードする米国の意欲と備えの試金石」(マコネル氏)となり、岸田氏の議会演説は格好の素材となったようだ。

出典:「「米国の指導力は不可欠だ」 岸田首相の演説引用する米議員、上院でも続出」
(『産経新聞』2024年4月24日)

と思っていたら、先日に岸田さんが引用されながら下院を通過したウクライナへの緊急支援が上院でも通過したようで少し安心、、それにしても、岸田さんの演説が上院でも引用されていたとのことで、やはり歴史の転換点になりうる演説だったのではないかなぁ、とあらためて。

そういえば先日、その支援金を「日本が肩代わりするとの仮説」を根拠も示さないままに吹聴している投稿なども散見されたので、あらためて「リテラシー(情報活用力)」を意識しておかないとなぁ、他山の石だなぁ、と実感しています。そういや一時、コミュニティノートに被弾していたようですが、今は消えているようです。と思ったらまた出てますね、やはり、面白い(2024年4月25日 0:30頃 追記)。

どうせなら単純に消すのではなく「日本が肩代わりするとの根拠を掲載」してくれれば集合知としては面白いのですが、、できてないってことは、(盲)信者がボーンヘッドで消していったのかなぁ、なんて風にも見えてしまいますね(個人の見解です)。

まぁ、こういった一連の流れを見ると、集合知の在り様の一つとしてやはりコミュニティノートは便利(面白い)と実感していたりも、、閑話休題。

何はともあれ、今の岸田政権を麻生さんは全力でバックアップしているのだなぁ、と実感しています。それこそ「盟友である安倍さん」の遺志を少しでも次世代に繋いでいけるよう、蒔かれた種を育める環境を少しでも整えようとされているのではないかと。

そういった思いは、トランプさんは真っ直ぐに受け止めてくださるのではないかな、なんて風にも思いながら。新旧のリーダーが様々な形で日本を守ろうとしているのが可視化されてきているのは頼もしいのですが、それだけに「危機への危険水域」も上がってきているのだろうな、との危機感もやはりぬぐないですね、うーん。

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