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左右問わずの全体主義勢力は危険だなぁ、、と。

先日、日本共産党で独裁者の禅譲があったようですが、その際の言動があまりにそのパワハラ的、と言われているようです。

『除名処分を行ったことが問題』という発言者の姿勢に根本的な問題があることを厳しく指摘する

出典:「共産・田村智子委員長こそ「パワハラ」 党員除名処分への異論を糾弾 地方議員が続々指摘」(『産経新聞』2024年1月19日)

これ、昔からの彼らの振る舞いを見ていれば特に不思議な話でもなく、通常運転だなぁ、くらいの感想なのですが、意外と波紋も広がっているようで、、「民主集中制」という名の「独裁主義」に誤魔化されてる方もおられるのでしょうか。

公安調査庁は共産党を破壊活動防止法(破防法)に基づく調査対象団体としている

出典:「トップ交代見通しの共産党は「破防法に基づく調査対象」 林芳正官房長官が言明」(『産経新聞』2024年1月18日)

林さんの政府としてのお話は今までと変わりなく、公安調査庁でも「見解」や「質問主意書」で確認できますね、、余談ですが、鈴木さんのこういう質問力は評価しています、お父さん共々(親露っぷりはアレですが)。

共産党は,第5回全国協議会(昭和26年〈1951年〉)で採択した「51年綱領」と「われわれは武装の準備と行動を開始しなければならない」とする「軍事方針」に基づいて武装闘争の戦術を採用し,各地で殺人事件や騒擾(騒乱)事件などを引き起こしました。
その後,共産党は,武装闘争を唯一とする戦術を自己批判しましたが,革命の形態が平和的になるか非平和的になるかは敵の出方によるとする「いわゆる敵の出方論」を採用し,暴力革命の可能性を否定することなく,現在に至っています。

出典:「共産党が破防法に基づく調査対象団体であるとする当庁見解」(公安調査庁HPより)

また産経さんは継続して、日本共産党の危険性を追いかけているので助かっています。異論を認めない存在を危険視する、言論、表現の自由を大事にするジャーナリストとして、至極まっとうと思います。

私個人としては、左右問わずの全体主義や共産主義との考え方が存在することの否定はしませんが、許容することはありません、彼らの非可逆性が何より危険と思いますから。多様性の否定でしかないよなぁ、って感じですかね、、なんて考えながら、そういや産経さん、確か『日本共産党研究』な本も出してたなぁ、と久々に本棚を覗いてみました。

2016年発行ですが、冒頭に「民共連携」とのフレーズとともに、前原誠司さん、細野豪志さんのお名前が挙がっているのが、そういやこんな時代であったなぁ、とも。ちなみに最近何かと興味深くその発信を拝見している、小坪慎也さんのお名前を確認できたりします、「赤旗」問題にて。

日本共産党は、レーニンが主導し、中国共産党などが取り入れている「民主集中制」と呼ばれる体制を敷く。「民主」と名はつくが、一部指導層が政治的決定を行い、「下」に徹底させる中央集権体制である。

出典:『日本共産党研究』

まぁ、どうみても「独裁政体」ですし、階層社会を徹底させようとしているよなぁ、、「理想的な共産国家との妄想」はソ連の崩壊で潰えて久しいのに関わりたくないなぁ、で済ませたいところなのですが、本来であれば。

決定に対しては、少数は多数にしたがい、下級は上級にしたがい、積極的に実行しなければならない

出典:『日本共産党研究』

初期の党規約で書かれていた内容で、今現在(2000年11月24日改定版)ではだいぶ柔らかな書き方となっているようですが、「意見がちがうことによって、組織的な排除をおこなってはならない」と言いながらも、今回の新委員長の「厳しく指摘する」なんていい方を見ていると、本質的には変わってないのだろうなぁ、、と。

現在の自衛隊は大嫌いで違憲だが、新たに創設する「共産党軍」のようなものは素晴らしい組織であり違憲ではないということだ

出典:『日本共産党研究』

あと、軍事力ガー、自衛隊ガーと騒ぎ立てる割には、「軍事力」そのものは肯定しており、そういった意味でも「暴力革命の可能性を否定していない」との、政府、公安調査庁、警察庁などの見立ては妥当だと思います。

過去の事実を率直に受け止めず、「一部の反党分子がやったこと」として何の反省もせず、いまだに綱領に「革命」を明記している限り、共産党に対する疑念が消えることは決してない

出典:『日本共産党研究』

日本でもぜひ「非合法化」してほしいところ、ほかの普遍的価値観を共有する国々と足並みをそろえる意味でも、と思います。なおこちらの一冊は、こちらは2015年頃の産経新聞上での不定期連載などをもとにしていますが、こと共産党という左翼全体主義勢力については非常に丁寧にまとめていると思います。

それだけに気になるのは、ここ最近の系列の夕刊フジさんの右翼全体主義勢力への傾倒ぶりでしょうか。

内容がまともであればまだしも、裁判所から取材しないジャーナリストのお墨付きをイタダイテしまう位に、日台分断を引き起こしかねなかったようなデマゴーグを垂れ流し続ける方をいつまで重用するのか、、なんか、赤旗と同じ機関紙に堕していませんか、とも問いたくなりますが。なんにせよ、間違っても、、

「右翼全体主義者」と「左翼全体主義者」が結びついて、大政翼賛会などをつくり、大日本帝国憲法体制を破壊した

出典:『コミンテルンの謀略と日本の敗戦』

なんて状況に陥らないよう、意識していきたいですね。しかしなんでこうも、左右問わずの全体主義者は同じような手法に陥るのか、、やはり「ヒトラーの尻尾」だよなぁ、、最後は内ゲバで自滅してくんじゃないかな、、既にその傾向は萌芽し始めているようですが、間違っても「外」に出てこないでほしい、なんて風にも思ってしまいます。


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