笑いありの珍道中 〜滋賀県編〜
人の旅行記とかクソほど興味ないと思うので、読んでくださる人が笑えるように面白おかしく書いてみた(笑)
高校から仲の良い友達5人グループがある。
僕は彼ら4人と一緒にいる時間が、大大大好きだ。
話も死ぬほど面白いし、一人一人が個性に溢れてて飽きない。
そして個人的にでかいのが、その4人の中の誰か1人と2人きりになったとしても、全く気まずくないことだ。
なんか5人くらいのグループってこの2人の組み合わせは1対1だと案外喋ることない、みたいなことないだろうか?
このグループは、そんな組み合わせがない。
それがこの5人が、お互いを尊重し合いながら"素"を出せる理由で、みんなといて居心地がいい理由だと思う。
だけど今回は、1人が司法試験の関係で旅行に来れなかった。
毎年どこかに旅行に行っているので、まあ4人で軽めに旅行に行くか、という話に。(いや行くんかいっていうね)
北海道旅行を7泊したり、小豆島、四国、淡路島をまわる旅行をしていたが、今回は1泊2日の滋賀県に行く旅行に決まった。
思い出を忘れないために、書いていこうと思う。
1日目、なぜか兵庫の御影駅に朝7時半に集合。
朝早すぎてあたおか(頭おかしい)って思ったけど、後々これが活きてくる。
朝6時に起きて眠い目をこすらせながら、友人が車で迎えに来てくれた。
その時点で3人が集合し、いざ滋賀!ではなく、友達をピックアップするために京都へ。
京都って、「ああ京都やなあ」って思える街並みが広がっている(語彙力)
個人的に、木造でコンビニを作っとけばそれはもう京都のコンビニになると思うので、京都感をつくりたい人はぜひ参考にしてほしい。
さて、友達をピックアップしていざ滋賀へ!(滋賀県ってこともあってなんとなくテンションが上がらない)(滋賀県の人がいたらごめんなさい)
最初に比叡山の延暦寺に行こうってことになり、歴史の教科書で幾度となく見た名前なので少しテンションが上がった。
いざ、山道を30分くらい走ってついてみると。
延暦寺どこ…?
僕たちは知らなかったのだが、延暦寺っていう寺はない。(は?)
いろんな寺があって、それの総称が延暦寺なのだ。
だから、「延暦寺行ってきた」って言ってる人がいたら、その人は"延暦寺エアプ"である。
全部の寺を回るのはダルかった(笑)ので、とりあえず一番でかい寺に行き、参拝っぽいことをした。
しかし、なんといっても山の中にあるので、久しぶりに大自然の中に溶け込めて気持ちが良かった、もはや延暦寺は関係ない。
3人の友達をとても素敵に撮れた写真。(見方を変えれば、僕が置いていかれてる写真でもある)
個人的には歴史と自然を両方堪能できたので、一つ目のスポットにはかなり満足だった。
次は、「琵琶湖テラス」という場所に行くことに。
山の上にある展望台から、琵琶湖を一望することができ、オシャレということもあってとても人気スポットである。
イメージ図はこんな感じ。
そう、イメージ図である。
結論から言うと、僕たちは上に登ることができなかった。
駐車場代が1000円かかるのだが、その1000円をとるお姉さんが車の窓越しに
「1000円になります、今山頂の方は天気が悪いのですがよろしいですか?」
僕たち「(何も考えずに)はい!!!1000円ポン!!!」
バカだった。
駐車場につくと、あざ笑うかのように大雨が降り始めた。
とりあえずちょっとだけ車内で待ってみることに。
バカだった。
雨はもっと強く降ってきた。
もうしょうがない、ケーブルカーのところまでダッシュや!!
バカだった。
ケーブルカーのところについて、「山頂は雨でほとんどの施設がしまっていますが、よろしいですか?」
よろしいわけがない。
残念ながら、ここで僕たちは一旦車に戻ることにした。
友達の白Tが雨に濡れてスケスケだったので、爆笑しながら僕は車に戻った。
もうめんどくさいので、そのままキャンプ場へ行くことに。
昼ごはんも食べてなかった僕たちは、キャンプ場の道中でいい店を見つけたら入る、という方式で飯屋を探すことにした。
4人のそれぞれ食べたいものを挙げ、見かけたら否が応でもその店に入るという方式をとった。
それぞれ「ハンバーグ、イタリアン、海鮮丼、天ぷら」を挙げた。
しかし、流石は滋賀だった。
途中にこの4つの店どころか、店すらなかった(これはガチ)。
ずっと田んぼだった。
途中でココスを見つけ、みんなが「ハンバーグ...?」と思ったはずだが、ハンバーグを挙げた本人ですら行きたくない様子だったので、本来のルールをガン無視して通り過ぎた。
そうしてると、3時くらいにはキャンプ場に着いたので、もはやバーベキューを始めちゃうか!という流れに。
友達のお父さんが飲食店を経営している社長だったので、お肉を1kg、酒やご当地のツマミなど、ハイクオリティなものを色々分けてくれた。
僕が持ってこようとしてた市販の酒を、家に忘れてきて正解だった。
それでも、他に欲しいものがたくさんあった僕たちは、スーパーに行くことに。
集合時間が朝早かったと書いたが、これより遅かったら余裕を持って行動できてなかったと思うので、これはかなり正解の集合時間だったのかもしれない。
スーパーでは、マジでいろんなものを買った、色々買いすぎて途中からスーパーの籠に何を入れるか大喜利みたいなものが始まりそうだった。
僕の役割は「ツッコミながら本当にそれが必要な食材かを見極める」という、重大なものだった。
大切なのは「ツッコミながら」である。
この特訓で、僕のツッコミ偏差値は5上がった。
そしていよいよバーベキュー...!
火を起こして、友達のパッパが分けてくれた肉をたらふく食う。
他にも塩焼きの鮎やら、バター醤油のエリンギ、レモン風味の鶏肉、めちゃくちゃ太いウインナー(これ以上の表現がないけど、めちゃくちゃうまいんだって!!)、などなど、とても美味しかった。
最後の焼きマシュマロを終えた後、コテージに戻って、カタンというボードゲームをすることに。
ちなみにコテージはこんな感じ。
京大の友達が、カタンの攻略マップをまとめたpdfを前日に6枚くらい送ってくれていた(笑)
多分、「滋賀県のるるぶ」より分厚いと思う。
1時間半の激闘の末、なぜか僕が勝った。
ツッコミ特訓のおかげかもしれない。
それが終わってから一人寝てしまった。
3人になってから5時間くらいひたすら昔の話やこれからの話、それぞれの性格の話などをしていた。
ちなみに僕は、人が楽しく話せるようにする能力の偏差値70くらいあるって言われた。
7年目の付き合いにして初めてそんなこと言われたので、かなり嬉しかった。
人が楽しく話せるようにする偏差値70で、ツッコミの偏差値は80くらいということになる、そろそろバラエティ番組に呼ばれてもいいのではないだろうか。
1日目は3時くらいに寝て、終了。
2日目。
起きたのは10時。
朝ごはんは(まさかの)カップ麺で済まし、温泉へ向かう。
人がいなかったので、ほぼ貸し切り。
サウナに入っては水風呂に入るやつを繰り返していたら、友達にドン引きされた。
こればっかりは、いまだになぜドン引きされたのか理解できない、僕が大人すぎたのかな。
恒例のコーヒー牛乳をのみ、よくわからんスペースで1時間くらいゴロゴロしていた。
腹も減ったので、昼飯を食うことに。
まじで何もなさすぎて、入った店がまさかのスシロー。
まさかのスシロー。
そう、2日目の午前中は別に滋賀じゃなくてもできることばっかだった。
「いやでもチェーン店の寿司の中だったら原価率一番高いのはスシローやからな。」
意味わからんこと言ってる友達は放っておいて、僕はタッチパネルをぽちぽちして寿司を選んでいた。
そのあとは、流石に滋賀らしさを取り戻すべく、琵琶湖の周りをドライブしながら彦根城へ。
彦根城の中に入ると、高校生の大群が。
最初は修学旅行かと思ったが、よくよく見ると近くに高校があるっぽい。
まさかの彦根城の中にあるらしく、僕たちは「青春でええなあ...俺らもこんな感じの高校で、女の子と帰りたかったなあ...」と、もはや彦根城が全く関係ない会話をしながら中に入っていった。
中に入った途端、ひこにゃんが!
ひこにゃんの隣には、ショーの進行を進めるお姉さんがいた。
お姉さん「ひこにゃんの誕生日が春だと思う人手あげてください!ひこにゃんは、正解発表でマルかバツかふだをあげてね!」
ひこにゃん「(こくり)」
お姉さん「ひこにゃんの誕生日は春だって人〜!」
ひこにゃん「(マルの札を上げる)」
お姉さん「ひこにゃん早いよ〜!!」
なるほど、ひこにゃんのキャラってこんな感じだったんだ、と知った僕たちはそのショーを後にした。
彼は天然キャラで売っている、ゆるキャラの王道パターンだ。
実際、彦根城は思ったより小さかったが、景色は普通に綺麗だった。
そのあとは、バウムクーヘンで有名な「クラブハリエ」に行った。
インスタ映え狙ってんなーと思いつつも、とても綺麗な外装と内装に見惚れ、僕は写真をパラパラ撮った。
友達が、めちゃくちゃ写真を撮ってる女の子を見て「女子ってインスタ映えばっかで大変そうやなあ。」と言っていた。
「この場に一番ふさわしくない発言やぞ」と注意しておいた。
ちなみに僕含め、家族全員がバウムクーヘンをそんなに好きじゃなかったという事実を忘れていた。
みんながお土産のバウムクーヘンを買うために並んでいる中、僕は女の子たちが頑張って写真を撮っている中に混じって、パシャパシャ撮っていた。
いよいよ、京都に戻ることに。
めちゃくちゃ楽しかったのでちょっと寂しかったが、最後はラーメンを食べて解散した。
いやちょっと待て。
2日目、ろくな食べ物食べとらんっっっ!!!!!
今気づいたわ(笑)
なんなら、朝カップ麺で夜カップ麺って、ダブル麺やん。
時々おるやん、絶対一日で2つ麺被らせたくない人。
それが、この4人の中にはいなかったみたい。
兎にも角にも、本当に楽しい旅行だった。
卒業旅行は、沖縄に行くことが決定しているのでそれもまた楽しみだ..
次こそは、沖縄らしい食事と沖縄らしいスポットで。
笑いありの珍道中 〜滋賀編〜 (完)
100円で救える命があります。