第983回 2021/1/5〜11の歴史ニュース
1、成人とは
昨日、私の住む街でも成人式が執り行われました。
華やかな装いに晴れやかな表情の新成人たちの様子を見ていると
新鮮な気持ちを感じることができました。
ですが、全体での記念写真は男性と女性で分けられて撮影。
そもそも高額な衣装代を払わないと出席しづらい雰囲気の式典に
公費を投入するのはどうなのか、と毎年もやもやを感じています。
それはさておき、
今回もヘッドラインの後ろのRはコメントをつけてリツイートした際にいただいた、いいねとリツイートの件数、Cはコメントがついたことを示しています。
ちなみに前回はこちら。
2、ニュースヘッドライン
①奈良新聞がnoteで、奈良県内の遺跡発掘情報や現地説明会の様子、寺社の伝統行事などの記事・動画などの掲載へ R11
②福岡市博多区承天寺の住職も務めた僧が、中華麺の起源とされる経帯麺の味をたたえる漢詩を詠んでいたことが判明 R5
③石川県金沢市の埋蔵文化財センターで企画展「千田北遺跡の信仰世界」を開催。三月十四日まで R21
④長野県立歴史館が1584(天正12)年に書かれたとみられる徳川家康の書状を発見したと発表 R10
⑤文化庁は「日本遺産」の取り消し制度を導入へ R19 C
⑥中国新疆ウイグル自治区の黒山嶺緑松石(トルコ石)採掘遺跡の調査すすむ R7 C
⑦奈良市の薬師寺東塔解体修理完了。3月から特別開扉へ R4
⑧京都市の鹿苑寺金閣の屋根工事完了 R8 C
⑨宮城県山元町で幕末にあった、まるで「走れメロス」の事件を社会か副読本で紹介 R5 C
⑩青森県野辺地町で明治以前の能舞の面12個を発見 R1
3、春よこい
いかがだったでしょうか。
実は年末にリツイートした話題で、まだ新年分に達していませんが
そろそろ追いつくでしょう。多少のタイムラグはご容赦ください。
個人的に最も気になった話題は①の奈良新聞の件。
実際に公開されているものを見てみるとまだコンテンツは年中行事が中心のようです。
ローカル紙とは言え、
オールドメディアがプラットフォームとして各種SNSサイトを使うようになってきました。
コンテンツがアーカイブされて、有料会員がいつでもそれを参照できるようになる、というのは利用者にとってもいいことです。
⑤の話題は別稿で触れたのでここでは割愛します。
⑨の話題はもっと掘り下げて調べたいところです。
TLでも話題になっていましたが、なぜ大事な停戦の使者に
武士ではなく農民に頼んだのか。
警戒心なく受け入れられると思ったのでしょうか。
しかし、期限がすぎても猶予が与えられ、
結果的には停戦合意に至っているからいいものの、
一歩間違えれば美談ではなく仙台藩の無策を表す証左にもなっていたでしょう。
文字に書き記されなかった部分に大いにドラマがあるのかもしれませんね。
誰かが小説にでもしてくれないでしょうか。
⑦や⑧の修理完了の明るい話題には救われますね。
3月、気候が穏やかに落ち着いたころには、今よりは旅行に対するハードルが低くなるでしょうか。
太平洋側で少ないとは言え、例年よりも積雪が多いこの冬は
いつにもまして春が待ち遠しいです。
本日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
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