見出し画像

宇仁繊維株式会社の2023年春夏コレクション ~UNI COLLECTION 23 Spring/Summer~展示会レポート

衣服のデザインの印象の大半を決めると言っても過言でない、テキスタイル。
主にデザイナーや商社向けに年に2回ほど開催される、テキスタイルの展示会を取材してきました。
今回は、2023年春夏コレクションです。


本記事のライター R.N(大阪大学3年生。tunageruでインターン中。)

tunageruとは

弊社、株式会社ディープラストレーディングも、生地専門の商社です。
主に、アパレルやインテリア関係のバイヤーさんに向けて、日本全国のテキスタイルのすべての取引をオンラインで完結できる「tunageru」というウェブサービスを運営しています。

プラットフォームで、できるだけ多くの良い生地を扱いたいため、tunageruを利用してくださるバイヤーさんに変わって、手触りや光沢などの品質や、テキスタイル生産の背景を把握するために展示会に足を運ぶようにしています。

日本のアパレル関係者で知らない人はいない宇仁繊維株式会社

今回はインターンとして参加・見学をさせていただいた、宇仁繊維の2023年春夏コレクション ~UNI COLLECTION 23 Spring/Summer~のレポートと所感について述べさせていただければと思います。

宇仁繊維は、アパレルメーカーの企画担当者なら、知らない人はいない日本有数のテキスタイルサプライヤーです。テキスタイルブランド「小紋工房」を展開しており、MADE IN JAPANにこだわったモノづくりをされていることでも知られています。


UNI COLLECTION 23 Spring/Summer レポート


インターン生の筆者は、生地の展示会に参加するのは、初めての経験でした。
生地サンプルを拝見したり、生産背景やこだわりなどを合わせてお聞きすることで、テキスタイルの奥深さに初めて気づけた気がしました。

ファッション業界が、環境汚染の原因の一大産業であることは周知の事実ですが、サステナブルなテキスタイルへの取り組みにもより一層力を入れていたり、業界全体の力強い取り組みが着実に進んでいることを実感できたのは貴重な経験でした。

また服に加工した形でトルソーやマネキンに着させていたりハンガー掛けされている繊維も多くあり、実際に服になった時の見え方を確認できるのは面白かったです。

2023年の繊維の展望としてデザインや色彩で消費者にとって魅力的に映るか否かという従来の価値観はもちろん、そこに加えて持続可能性が強く意識されていることが実感できるイベントでした。
「サステナビリティ」と「クリエイティビティ」、かつては相反していた語彙ですが、そのミックスが着実に起こっていることを実感しました。

関連記事

〜今回のおすすめテキスタイル〜

アパレル・インテリア関係者に多くご利用いただいているtunageru
人気の生地を毎回ご紹介します。
テキスタイル一覧