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アニメ語り

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2019年7月の記事一覧

作家性が強すぎて溺れそうになる、新海誠印120%の『天気の子』

作家性が強すぎて溺れそうになる、新海誠印120%の『天気の子』

 とある宣伝コピーに「全世界待望」という一文があり、思わず目まいがした。『君の名は。』の歴史的大ヒットを受け、いつしか新海誠はそういう立ち位置のクリエイターに登りつめた。かつては知る人ぞ知る究極の自主製作家だったのに、今では宮崎駿の後継者とまで称されている。彼をメジャー界に引っ張ってきた川村元気プロデューサーの慧眼たるや恐るべしだが、まず何よりも新海誠作品が日本映画歴代2位の興行収入を記録すること

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『プリティーリズム・レインボーライブ』を観て、愛を学んだ。

『プリティーリズム・レインボーライブ』を観て、愛を学んだ。

 じゃあオバレが結成するのはいつだ?最終回だ。まさか4クール全51話を観ることになるとは思わなかった。ただ、心の底から観て良かったと今では素直に思える。日ごろ仮面ライダーやウルトラマンといったコンテンツを観ているくせに、いわゆる女児向けアニメは自分の好みじゃないと決め付けて、見向きもしなかった。そういうナメた姿勢だったからこそ、子供騙しではなく「子ども向け」として作り手が真摯にメッセージを届けよう

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『キンプリSSS』を観て、プリズムの煌めきの何たるかを知る

『キンプリSSS』を観て、プリズムの煌めきの何たるかを知る

 キンプリヤクザに捕まって以来、キンプリ⇒キンプラ⇒SSS(10話まで)⇒レインボーライブ(25話まで)⇒SSS(完走)という順に、生活がプリズムに浸食されている。レインボーライブはちゃんと全部観る予定だし、24話で泣いたし、おれは蓮城寺べるの女になった。全部観たら感想をかく。

 それはさておき、キンプリSSSこと『Shiny Seven Stars』が劇場・地上波共に全てのショーを終えた。とに

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