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Yokohama F. Marinos 2020

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2020年 横浜F・マリノス 試合観戦記
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#StayStrongTogether

まだ我々は小さな存在 2020 J1 4th Sec

J1第4節。 先日、このエントリーの下書きのタイトルに 「ホーム日産に静かなる凱歌」 なんて書いたオレが悪いのだろうか。 結果は1-3で敗戦。内容としても非常に、非常に落胆するものであった。 スタメン再開後の2戦の、総プレータイムを考慮したかのようにミックスされた構成となった。この過密日程の中、頷ける措置である。 控えはほぼスタメンクラス。その意味では不安はない。 この日からうちの試合も客入れが可能になった。しかし上限5000人、以下応援行為に対しては厳しい制限

美しさと脆さ 2020 J1 5th Sec

あー! もう! なんなんだこの試合! でもしょうがないから書くよ! スタメンJ1第5節。スタンダードなメンバーとなった。 サブにも新戦力が絡めないという声もあったが、今後のスケジュールを考えるに、必ず絡んで来ると思うし、必要な戦力だと思っている。 いくつものチャンス 前半開始4分という段階で失点。自陣で絡まれ奪われて速攻された。 クロスが上がった瞬間のボックスの中は疎の状態である。これではどうしようもない。 必ずしもゴール前に人数をかけることは必要なことではない。 こ

復調への兆しとなるか 2020 J1 6th Sec

J1第6節。またも連戦、週の真ん中の試合。 この日めでたくも4-0の勝利、久々の勝ち星を手にした。よかった! スタメン仙頭が初のスタメン。 練習試合では目立って結果を残してきた彼だけに、発表のときのTLが沸き立つ。もちろんオレ自身も見たかった選手だし、期待が高まった。 いつか見た光景 立ち上がり、相手は前線から同数プレスを仕掛けてきた。 そしてうちのビルドアップの不得意さは相変わらず。 0020から早速追い込まれる。 さらにサポートしようとして寄ってしまい自身の首を締め

渡せなかった餞別 2020 J1 7th Sec

J1第7節。 この時期だがアウェイ札幌なので昼間の試合となっている。 この日の直前、遠藤渓太の独ウニオン・ベルリンへの期限付移籍が発表された。 下部時代も含め、マリノス在籍は2桁となる年を数えるが、2020年現在まだ22歳。今が一番良い時で、更なる成長を期待する選手である。 その渓太のマリノスにおけるラストゲームとなるこの試合、勝点3をもって送り出すことができるだろうか。 スタメン コンディション面からマルコスやテルなどが不在で大きくスタメンが入れ替わる。 とはいえ水曜

らしさを取り戻す旅 2020 J1 8th Sec

長い梅雨が明けたとの発表があった、この日のJ1第8節。 アウェイ、ユアスタ。いつも彼女を泣かせている印象があるが、うちにとっては悪く無い相性。今節は果たして。 今のうちには勝利の3ptsが何よりの薬。どうにかして持ち帰りたい。 スタメン 前節からは一週間のインターバルが空いたが、小さなケガで離脱する選手が出ていて、コンディショニングと試合におけるメンバーの選出も難しくなっていることだろう。 …などと下書きを書いていたところのスタメン発表。これはwwwww 実際に試合を

1を得たのか、2を落としたのか 2020 J1 9th Sec

8月らしい暑さの中のナイトマッチ、J1第9節。 過去の対戦成績がTLで散見されたが、個人的にはそのデータについては何の影響も価値も感じていない。というのは、選手もコーチングスタッフもその時々で変わっていて、持続的な何かをもって評価することができないからだ。 そういったことに関係なくこの日はホーム日産。何が何でも勝ちたい。 スタメンチアゴは大事をとってか見送りに。 サブには電撃復帰の松田詠太郎! 出番はあるか。 想定された拍子抜け感既にわかっているとおり、ビルド隊にプレ

新機軸? 2020 J1 10th Sec

J1第10節。ここから毎週、週中にも試合がある15連戦と続く最初の試合。 見る方は楽しいが、選手たちはこの季節ということもあって相当きつくなってくるだろう。 スタメン うひょーザクっといった!笑 新加入の前田大然はスタメンに入るし、サントスもベンチ入り。また、そこに松田詠太郎の名前も。 これは先に言ったようなハードな日程とも絡む話なのだろうが、どんな試合になるのか楽しみだ。 これまでと様相の異なる試合立ち上がり、相手がビルド隊にプレスを仕掛けてくる。 さらに攻撃でミド

突然打ち上がった花火 2020 J1 11th Sec

もう試合だよ! J1第11節。 なぜダブルを喰らわなければならなかったのかという昨年の忌まわしい記憶、これは何としても払拭しなければならない。 勝つぞ勝つぞ勝つぞーーー(怨念) スタメン怪我から復帰のテルとサネ! 高野トレーナー! 皆が待っていた和田拓也! 今は誰が起用されても楽しみだ。行くぞ! ピーターとの再会うちから離れ監督となったピーターのチームは、ここ何戦かで波に乗る兆しを見せている。 少々前の試合を見てみたが、1タッチで繋ぐプレーが上手くなっている。これに

不運を乗り越えて 2020 J1 12th Sec

J1第12節。この日の前日、チーム関係者に COVID-19 に掛る検査の陽性反応があったことが判明したため、試合の開催が不透明な状況になっていた。 相手チームは既にこちら横浜に向かった後だったので、ひとまず上記リリースの通り延期は回避され良かったのだが、チームは練習を制限されたまま試合当日を迎えることになり、不安要素は消えないのだった。 スタメン熟成を待つ最前線、そのほかはSB以外はほぼ前節と同じ面々。サブに前節の結果が反映されているように見える。誕生日を迎えたとはいえ

強度と献身 2020 J1 29th Sec

ACLの試合日が確定したことに伴って、29節が繰り上げられた、中2日での試合。実に厳しい。 とはいえ前節では2連勝とし、この日もホームである。波に乗りたいし、乗り続けたい。ほんのひと月前だが前回対戦では酷くやられている。ここでも借りを返そうじゃないか。 スタメン松田詠太郎がスタートから! シンが戻って来た! 流石に喜田は休ませたか、というところだが、その代わりに入るのが和田というあたり、うちは本当に層が厚くなったと思う。このスカッド、まったく戦力が落ちたようには見えない。

1分で変わる運命 2020 J1 13th Sec

まいど! お馴染みの中2日だよこんちくしょ! J1第13節。チームは乗ってきて前節で3連勝。厳しいけど突っ走ろう。 スタメンプレータイムが連続して長かったサントスを休ませる。ローテーションする中でも、ベンチを含めだんだんと陣容が固まってきた雰囲気のあるメンバー。久々に水沼の名前も。 ”攻撃的”守備アウェイで笛が吹かれ試合開始。”エリキテル” の二人と大然の、それぞれ走りの速度を武器とするユニットはハイプレスのタスクにはうってつけ。だがイメージどおりの機能性が表現されるか

ふりだしに、もどる。 2020 J1 14th Sec

チームはカップ戦を戦うためにこの週の水曜に遠征している。 相手のプレスに苦しみ、トータルでもシュート5と抑えられたものの、PK戦の末にこのカップ戦、準決勝進出を果たした。 そしてJ1第14節。 リーグ優勝を諦めてはいない。そう選手は言う。 ならば現在の首位との対決、勝利以外にない。またも中2日と厳しい中でこの重要な試合を迎えたが、ホームでもある。 いこう。やろう。 試合開始。 立ち上がり、相手がうちのCBにプレッシャーをかけてくる。 しかし30秒ほど経ち相手スロ

もがく。 2020 J1 15th Sec

勝利して喜ぼうが、敗戦によって落ち込もうが、そんな感情に浸る暇もない日程。 そしてまたこの週中、水曜のJ1第15節を迎えた。 このスタメンのチョイス。ここのところ上手くいっていないことを反映してのものなのだろうが、さあ試合を見てみよう。 多くの人が予想したとおり3バック。いわゆるHVがサネとシン。WBにあたる位置に高野とケニーということになった。 システム表記上は3-4-3、中盤はマルコスを頂点にしたダイアモンド形といったところか。 試合が始まると1分と経たないうち

解を探して荒波を進む 2020 J1 16th Sec

近年、かのチームにはめっきり勝てなくなっている。 オレは相性などというものは信じていない。過去のエントリーで言ったことの繰り返しになるが、何年にも渡る勝率を言ったところで、選手もコーチングスタッフも変わっている。たまたまでしかない。 また「うちは4-4-2の相手が不得意」のような言説も多い。 かつてのバルサがスタンダードな(Zonalな)4-4-2を手玉に取ってきたのを見てきたオレには違和感でしかないが。単純にウイングが使いこなせていないと感じている。 まぁいい。とに