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復調への兆しとなるか 2020 J1 6th Sec

J1第6節。またも連戦、週の真ん中の試合。
この日めでたくも4-0の勝利、久々の勝ち星を手にした。よかった!

スタメン

仙頭が初のスタメン。
練習試合では目立って結果を残してきた彼だけに、発表のときのTLが沸き立つ。もちろんオレ自身も見たかった選手だし、期待が高まった。


いつか見た光景

立ち上がり、相手は前線から同数プレスを仕掛けてきた。
そしてうちのビルドアップの不得意さは相変わらず。

0020から早速追い込まれる。
さらにサポートしようとして寄ってしまい自身の首を締める。だが0026、完全に詰まって目を覆いかけたところ、狭いコースからのパスを小池が引き出し前進。

サッカーとはこういうものだ。密集すれば必ず空く地域がある。
それを(いつも)上手く使えればいいのだが…


0400、相手のリスタート。一度はボールに触るものの、相手の前進を許す。
うちの右サイドから左サイドへと大きくサイドを変えられフリーの選手をつくってしまい大ピンチ。
これも「定番」のやられ方の一つ。危なかった。


この序盤、相手にCKの機会を多く作られてしまった。
普段からオレは「CKは偶然」だと言っているが、偶然も回数が多ければ必然になる。
(「CKで得点したければ回数を増やす以外無い」も同じく持論である)

だから固められると危ないって!


良かったことは、うちのビルドアップが上手くないことを割り切って、梶川が30m前後の「飛ばすパス」をしていたこと。
0820に相手ゴールに迫り、仙頭のシュートで終わった場面は、そんなプレーから始まっている。

この「飛ばすパス」はパギも行っていたと記憶している。大きな改善点の一つ。


1109はうちの前線でプレスが効かずロングボールを蹴られ、たったそれだけでピンチ。
とはいえ、1040からは良い追い込み方をしていて、ボールを奪えるチャンスが2度ほどあったわけで、ここできっちり奪いきっていれば違う未来があった。プレッシングに人数をかけるならば、やりきれ、ということだろう。

その後、25分あたりを境にして、相手の前残りを逆手にとってうちらしい素早い前進も見られるようになっていく。
試合の序盤で、相手がどの程度徹底して「マリノス対策」をするか、その精度はどうか、そのあたりが分かれ目になっているような気がする。


いつものようにヒヤヒヤさせられた序盤ではあったが、サッカーというもの、本当にわからないものだと痛感する先制点が入る。

もちろん、うちがCKまで持ち込んだプレーが伏線ではあるのだが。

ショートコーナーからの流れでサイドに意識を集め、ここから蹴ってくるかというマルコスのクロス。この瞬間だけ見ればボックス中央は2対2で疎。得点に必要な条件にはなっている。エジが合わせる動きで相手のオウンゴールを誘発…!
ともかく、先制できてよかった。こうなりゃなんでもいい。笑


3300からの、うちのビルドアップ。
自陣中央で背後に付かれている喜田は、その選手の背中側に回り込むように移動。同時に前方へ引き連れていく。

この後梶川が選択したのはやはり「飛ばすパス」だったが。
左右に大きく揺さぶる形でテルが持ち、シュートまで持ち込む。この形は「やっとテルの得点か!」と期待させたが、惜しくも枠を外れた。

先の喜田の動きは、後半の6800にも見て取れた。面白いことに、ここでも梶川は長いロブを前方に送っている。
何かスイッチのような役割もあるのかもしれないが、こういった動きと、それを意識させたうえでの周囲の近傍の選手へのショートパスが絡み合い連続していくと面白くなる。今後はどうなっていくだろう。


気持ちの良いゴール


後半もなんだか立ち上がりから危ない。(^◇^;)
せっかくのリードがフイにならなくて良かったと安堵したものだ。

比較的落ち着いたパス回しをしていた5500からの流れ。突然追加点が生まれる。

渓太が外から中へ、右ハーフレーンを上がって行った小池が受ける。
彼やエジがショートパスで抜け出そうとする中、相手は意識がピン留めされたということになるのだろう。エジが落としたテルはすぐさま逆サイドへショートロブのクロス。見事に抜け出したマルコスがワンタッチで難なくゴールを陥れたのだった。

さらに6423、今度はテルに代わり入った水沼からの綺麗なクロスを渓太がヘッドで3点目。
形としては2点目と似ている。ボックス端から逆サイドの一番外側(裏)を狙うようなクロス。
相手の3番が止まってしまっているところまでそっくりだ。スカウティングで伝えられていたのだろうか。

いずれにしても、鮮やかな得点が重なった。


さらに7135、4点目となる得点。
うちの後方でのボール回しに相手も集まっているところ、前線定位置の渓太に長いパスが通る。
上手くボールを突きながらボックスへ入った彼は中央で上手く浮いたエジへ。そのラストパスは1タッチでゴールへ吸い込まれていった。

この日、エジは何度かあったシュートチャンスをほとんど相手に当ててしまっていた。最後に得点となってよかった。渓太に礼を言わなければならないだろう。笑




終わってみれば4-0。
しかしゲーム全体を見れば相手にも多くのチャンスを作られてしまった。いや、その機会を与えてしまっているという表現がしっくり来る。

改善も期待したいところではあるが、ひとまずこの3ptsを喜びたい。



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