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最近の、よしなしごとを 11/29(願いを込めて)

11月も終わりに差し掛かってきた。手帳を開き、11月のリストを見返し、クリアしたことに線を引いていく。ああ、そういえば今月は夫とピクニックに行ったな、新幹線にも乗ったし、美術館も色々行ったな、友達と谷根千散歩したな、なんて今月の思い出に浸りつつ、チェックしていく。(ポカポカ陽気の中、新宿御苑でピクニックしたのも、谷中銀座をぶらぶらしたのも最高でした)

秋が大好き

この時間がとても好きだ。ついつい、日々のやるべきことでいっぱいいっぱいになってしまう日でも、ふとこの一月のことを振り返ることができる。あれ、意外と今月も頑張ったじゃん、私。なんかちょっと落ち込んでいたけれど、ちゃんと楽しめてるじゃん。

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学生の頃に、とある知人が使っていた手帳が気になり、どこの手帳なのか教えてもらった。たしか、就活が始まる頃だったと思う。あの手帳があったおかげで、精神的にストレスが大きかった就活中、自分を励まし続けることができた。

もうその手帳は廃盤になってしまって今は売っていないのだけれど、たしかその年の目標をいくつかの分野(仕事、趣味、ライフスタイルなど)に分けて書き、月々も目標を立てられるようになっていて、年末にはそれぞれの目標や今年全体を振り返ることができるようなものだったと思う。

毎日毎日を生きていると、つい「長い目で見ること」がおろそかになってしまうのだけれど、年始に立てた目標を年末に振り返ってみると、意外と自然にクリアできているものが多かったり、目標よりもずっと先に行くことができていたり、目標が変わっていたりと、結構1年って早くもあるけどやっぱりちゃんと時は流れているんだな、ちゃんと私も前に進めているんだな、とちょっと自分を褒めてあげたくなります。

たしかその頃から、なんでも書き留めるような癖がついたような気がします。これからやりたいこと、目指す姿、モヤモヤしたことの分析、行きたい美術館の展示、見たい映画、好きな文章…。やっぱり、スマホにメモするのと、実際自分の手で書くのとでは、また違う満足感がある気がする、のだ。

あの頃つけていた読書ノートを見ると、懐かしい気持ちがこみ上げてくる。ああ、この本を読んでいたときはこんな気持ちだったよな、とかこの文章に救われたな、とか、当時の感情がふと蘇る。勉強していた頃とか、「書くことで人は覚えるんだよ」って学校の先生は言っていたけれど、そういえば本当だったのかもしれない。

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そんな風にして、手帳はずっと私の相棒だったわけだけれど、ここ4,5年くらいはしばらく離れてしまっていた。

というのも、スケジュール管理をスマホでするようになり、手帳とどちらも使っていたら一度友人との予定を勘違いしてしまっていたことがあったから…。それから何となく手帳を開く機会が減ってしまい、買ってもスケジュール管理としては使わないしな…みたいな気持ちで何となく書かなくなってしまった。

みなさんは、手帳、使ってますか?スケジュール管理どうしてますか?

とはいえ、やっぱりあの、手帳を開く時間がすごく好きだったこともあり、今年は久しぶりに手帳を買ってみた。手帳といってもスケジュール部分はなく、罫線のみで自由に使えるようなタイプのもの。

こうしてnoteはスマホかパソコンで書いているけれど、やっぱり私は紙とペンで書くことが好きなんだなぁと思う。

ノートを何冊も使い切っていた受験生時代。手が真っ黒になるまで机に向かっていた。あの頃は、未来への憧れや夢を胸に抱きながら、ペンを握りしめていたけれど、今はどうだろう。

今も、やっぱり変わらず「こうありたい」「こんな暮らしをしたい」という思いを持ちながら書き続けているな。まあ、少し、現実的な目標も増えたけれど。人は、希望を胸に抱くとき、ペンを持って紙に向かうのかもしれません。

そうして、今日も去りゆく11月と来たる12月に思いを馳せながら、ペンを握ります。


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