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【詩】さよなら装甲、と釣り針が喉にひっかかった私は叫びたい

ほうら あちこちで狼煙があがっているよ
たくさん たくさん
信じて よかった
仲間はいたんだね

産まれたときから
目にさらされて
言葉をおぼえたら
即 命令がとんできた
釣り針を飲め といわれれば飲んだし
血管を引きずり出せ といわれれば そのようにしたよ
すべてはマジョリティーになるために
おかげで身体はボロボロ

そして試験のときがきた
結果は
お前はだめだった

では狼煙をあげよう

空は高いかい
それは良かった でも
それは物差しが違うのではないのかい
生ける屍にならないためにと書かれた
ポスターがかっこいい
生ける屍が
生ける屍にならないためになんて言ってる
ここ 笑うとこだよね?

さあ
連中に福音を

さよならマジョリティー
私の身体はボロボロで
釣り針が喉にひっかかり
血管を引きずってはいるけれど
それがわたし

手をつなごう
マイノリティー
そして 丈夫だがそれ以上でも以下でもない装甲に
別れを告げて
歩きだそう

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