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tumugi
2016年7月1日 10:57
ことばで頭の中がいっぱい ことばで胸の中がいっぱい ことばでこんがらがってる ことばでまどわされている ことばでまいあがっている ことばで胸が焼けてしまう 同じことば違うことばどっちでも言われ続けるともううんざりしてしまうよ ことばにちんもくする事もある言葉でしか伝わらない時もある 文字だけで分かることもある声じゃないとダメな時もある
2016年7月2日 09:13
少し幼く ちょっぴり甘くて美味しくて 暗闇なんだけど必ず光が灯されて ちっとも怖くない ほっぺたを挟む親指と人差し指ちょっとしたイタズラにトキメキ ストップボタンを押して止めた時リフレインして切なくなる 過去の日常には本音をセット見抜けなかった嘘とプレゼント 知りたかった気持ちの一つや二つ盛り込んで 謝ったり感謝したり あぁいいなぁ
2016年7月3日 09:27
いつまでも誠実でいられなくてごめんなさい いつまでも優しくいられなくてごめんなさい いつまでも優しいだけのあなたはとても退屈で つまらない責めるだけで悪いわね いつまでも正直であり続けたい私が生み出し続けてきたもの 気付いたの こんなにもたくさんの 偽り
2016年7月4日 09:54
なんだよこんなに辛いのは当たり前だって言うのかよ どうして僕はお母さんを可哀想な人だと思ってしまったのかな 幸せにしたかったんだ だけどとても難しくて思い通りにいかなくて悔しいし憎たらしいし でも間違えたのは多分僕なんだよな違うお母さんを選んでしまったのさ 馬鹿だな僕は 人を幸せにするなんてあんまりつまらないからさ僕は自分を幸せにしようかな
2016年7月7日 09:49
あの音色は君あの動きは君 鳴り響く音色に集中して揺れる振動に身体を委ね君は無意識へと放たれる 優秀でもなく普段目立つ事のない君から目が離せない 君は音と繋がり奏で踊る振動という波に乗り歌い君の無意識が解放される 君のあの音色君のあの動き とても悲しい君にしかない内なる波長に涙が体を伝う
2016年7月10日 10:43
終着地点の見えない道を歩こう 大きな弧を描く大きな砂浜湿った砂に埋もれ少しだけ足を取られる感触大きく小さく空間を漂う潮の香り小さく泡立つ波打ち際海水に浸かり変色する砂を眺めながら何も探さずに歩こう 私は浜辺が大好きで本当は毎日此処へ来て見せてくれる全てを眺めていたい 時々此処へ来て全てを飲み込むとても贅沢な五感のフルコース 小さな貝殻も蟹も捕まえては手放す
2016年7月17日 10:08
ピッ ピッ ピッ ピッ 私はこの機械的な高音がとても好きだ静寂の中この規則的な音だけを聞いていると不思議と気持ちが安らぎ落ち着いてくる ピッ ピッ ピッ ピッ こじんまりとした個室面会時間外になり病室外もとても静かだ ピッ ピッ ピッ ピッ 空調も程よく不快感がまるでない
2016年7月22日 12:36
ミラー見てみりゃ素顔じゃねぇか嘘だろおい老いマジおっ親父?焦って汗吹く ただのそばかすと誤魔化すツタンカーメンの仮面もスーダンでズダン 笑顔バルーン化オーマイガーマジで魔人化!ほぉ〜冷戦怖ぇ 素面じゃ見れねぇミラー見れねぇ嘘だろおい老いマジおっ親父?冷や汗引いて 地味でもシミかよお洒落気取りも中断だ下山下山 似てんじゃねえよ見てんじゃねえよ