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麒麟がくる第42回の感想みたいなやつ

NHK大河ドラマの「麒麟がくる」も残す所あと3回。
前回は帝に信長さまの監視を命じられた十兵衛。
いよいよこれは帝の犬にでもなってしまったのかと思いきや(笑)、
また新たな疑惑が十兵衛に・・・。
なんと今回は独断で鞆の浦にいる公方さまこと足利義昭に
会いに行ってしまった。
確か私の記憶が確かなら細川藤孝と会話をしている時に
播磨から鞆の浦まで6日でいけると言っていた気がする。
つまり、往復だけで12日かかるわけで
いって戻って会って話をしたら2週間も席をあけることになる。
組織に属する人間がこんな勝手な行動をとっていいんだろうか(笑)
不在の間は頼むと言われても細川藤孝だって困るだろう。
きっとこの時のことが原因で後々十兵衛が本能寺の変を起こしても
細川藤孝は味方になってくれなかったのかもしれない(笑)←
秀吉が怒るのも無理はない。
というか、勝手に陣を離れた十兵衛は処分されてもおかしくないのでは?
秀吉だって加賀へ出陣した際に柴田勝家と口論して
勝手に陣を離れた際は、信長さまに殺される寸前までいったはずだ。
十兵衛の勝手な振る舞いはこれと同じではないんだろうか。
秀吉が十兵衛の独断行動を信長さまに報告すれば
罰を受けるのではないのか。

そもそも最近の十兵衛は信長さまに対して隠し事が多すぎる。
恋人同士ならもう末期状態、いつ別れることになってもおかしくない(笑)
帝にも公方さまにも信長さまには秘密裏に逢ってるし、
そういえば松永久秀とも密会だった。
結局正直に話はしたけど平蜘蛛の所在についても
最初は信長さまに知らないと嘘をついた。
でもおそらく十兵衛の京での行動は
全てあの悪秀吉に(笑)筒抜けなのだろう。
鞆への移動まではさすがにわからなかったようだが
秀吉の聞き耳の早さはおそらく十兵衛よりも早い。
そして秀吉の耳に入った情報はすぐさま信長さまに届くことだろう。
信長さまは十兵衛の行動の詳細を知っているのは
ほとんどが秀吉からの情報なのではないかと思う。

そういう事実を知っていても
十兵衛のことを最も頼りにしていると言っていた信長さま。
十兵衛に対する疑心暗鬼で十兵衛への信頼度が薄まったかと思っていたが
信長さまは思っている以上に十兵衛を大好きだったのにびっくりした(笑)

おそらく秀吉では十兵衛の代わりにはならないのだろう。
秀吉は信長さまにとっては使い勝手のいい駒
といった存在でしかない気がする。
一方で十兵衛は、自分に道を示してくれた家臣でもあるし
何よりも帰蝶さまが最も信頼を置いている人物。
実際十兵衛によって助けられた場面も多くあるからこそ
どんなに裏切られても十兵衛は信頼したい気持ちが強いのか。
この盲目的な十兵衛に対する信頼感が
本能寺の変という反逆行為を成功させてしまうことになるのは
もはや誰の目にも明らかではある。
諫言など口うるさいことは言うにしても
十兵衛に限って自分のことをまさか裏切ることはあるまい
と、本能寺の変が起きる直前まで思ってそうだ。

とはいえ、やっぱり良好な関係を築けていた時と比べると
だいぶ対応が変わってきているのも明らかだ。
元々丹波攻略は何年かかってもいいというオーダーだったのに
1年以内に攻略せよというオーダーに変えてきたし
帝と会話した内容をどうしても話そうとしない十兵衛に対しては
ボコボコに殴りまくっていた。
元々激高すると何をするかわからない雰囲気のあった信長さまだけど
十兵衛にあそこまで手を挙げたのは初めてではないのか。

そしてあの行為は十兵衛の信長さまに対する気持ちも
遠ざける結果となってしまっただろう。
信長さまにボコボコにされた時の十兵衛は
鋭く怖い目つきをしていた。
あの目は敵を見る目だ。
主君に対して向ける眼差しではなかった。

もはや二人の関係は修復することはできないところまで
亀裂が入ってしまっているのだが
信長さまがそれに気づいてい無さそうなのが
少し可哀そうなところでもある。

ただ、それでもまだ私は十兵衛は謀反を起こせないような気がしている。
十兵衛が主君に対して謀反を起こすにはまだ何かが足りていない気がする。
それが何なのか、いまいち想像がつかない・・・。
そしてそれを想像できないからこそ
自分は脚本とか小説を書くことができないのかもしれない(笑)

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