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#クラス委員長


やりたくもないのに無理やり多数決でクラス委員長をすることになったのり子は高校に入学して半年間、迷走しきっていた。

学活の時の議長の時は会の運行をうまくまわせなかった。
話をどう持って行って結論を出せばいいのか分からなかった。

もしかしたらそれを文章にして静かに考えていたらできたのかもしれない。

しかし、人と話をすることが苦手で、ましてや皆さんの前に出て話をしなければいけない状況で、脳内はグ

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高校に進学して初回の授業はどの教科も先生の自己紹介や雑談で終わっていから
「高校ってそういうものなんだ」と、のり子は油断してしまった。


まさか、大好きな数学の初日に授業が始まるなんて思ってもみなかった。先生が自己紹介もせずに突然黒板に問題と解き方を書き始めたのには驚いた。

のり子達は慌ててその数式をノートに写し始めた。先生の説明はもう頭の中で素通りしていた。
とにかく早く書き写さなければいけ

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自分から人に声を掛けられず独りぼっちの中学三年間を過ごし、勉強するしかなかったののり子は地域でも有名な進学校に入学した。


そこは百数十年の歴史がある、地域でも有名な女子高だった。

その学校は自転車で片道45分位の「街なか」にあった。
これまで周りが田んぼだけの小中学校だったのり子にとって、「大人の世界」へ飛び込んだような気がした。


同じ中学からはのり子を入れて2~3人しか入学していない、

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未来を知るために、過去のネガティブな経験を徹底的に洗い出してみよう。


ネガティブな過去だけを時系列で洗い出してみることにした。


たぶん、小5まではそれほどネガティブな思いはしていなかったような気がする。

のり子はそれまでクラスの女子の人気者だった。
毎日が楽しくていつもニコニコしていた。
勉強も運動もできていた。

小6になって、クラス委員長を決められた時にのり子の人生の矢印は大きくうね

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