最近観た映画いろいろ#Black Lives Matter
アラバマ物語
1932年、南部のアラバマ州。弁護士フィンチは暴行事件で訴えられた黒人トムの弁護をするが、黒人差別が根強い町の人々は黒人側に付いたフィンチに冷たく当たる。アラバマ物語は多くの人が読むアメリカでスタンダードな小説であるということで、まずはこの古い映画を観た。アメリカの人種差別の歴史を知ることで、この問題の根深さがわかる。
ブラック・クランズマン
スパイク・リー監督、第71回カンヌ国際映画祭グランプリ作品。1970年代末のアメリカを舞台に、2人の刑事が過激な団体、白人至上主義団体KKK(クー・クラックス・クラン)で潜入捜査する。映画冒頭が『風と共に去りぬ』の場面ではじまることが先日話題にもなった。
『風と共に去りぬ』は先日、一時配信停止になったことで話題になっている。→https://toyokeizai.net/articles/-/356821
デトロイト
1967年に起きたデトロイトの暴動を題材にしたキャスリン・ビグロー監督作品。暴動の最中、あるモーテルで警察が宿泊客に行った過酷な自白強要は、まさに今アメリカで起きているデモの背景をリアルに感じさせる。
マンデラの名もなき看守
1968年アパルトヘイト政策下の南アフリカ。刑務所の看守として働くジェームスは、マンデラの担当になる。彼の言動に触れるうちに、ジェームスの中で何かが変わっていく。
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