tukiteniari

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最近の記事

この世界

この世界は天国か地獄か。 生きにくさを抱えた人たち。 生きにくさを抱えた人たちを攻撃する人たち。 この世界は天国か地獄か。 老害を振りまく大人たち。 おいおい、気づけよ大人たち。 おいおい、老害を振りまくなよ。 生きにくさを抱えた人たちよ、今までよく生きてきた。 今までよく頑張ってきた。 今まで生きてきた自分を褒め称えよう。

    • 操り人形

      俺は誰かの操り人形なんかじゃない 君も誰かの操り人形なんかじゃない ゴッホもモネもモナリザも有名絵画は枠の中 人間もほとんど皆が肩書きという枠の中 縛りという枠をぶち壊せ 操ろうとする奴らの鎖を引きちぎれ 叫べ 歌え 自分の魂を 信じ 動け 本当の自分 操縦桿を他人に委ねるな 俺は誰かの操り人形なんかじゃない 君も誰かの操り人形なんかじゃない 美術館に飾られ守られた枠の中の絵でいいのか 誰かが決めたどうでもいい肩書きの枠の中で生きていていいのか 操ってる奴らの鎖を引

      • あなた

        あれだけ好きだと言ってくれたあなたは、自分のお家に帰って行ってしまった。 またポッカリと私の心に穴が開いた。 あなたがくれた言葉、あなたの作ってくれた料理の数々。あなたと交わした体の温もり。 ふとした時に思い出す。 もう一度会えたらなんていうのは私のわがまま。 部屋であなたを待っているのも寂しかった。 あなたがお家に帰って行くのも寂しかった。 私はあなたにとって何だったのでしょうか。 大好きだと言ってくれた言葉は信じて良かったのでしょうか。 今となれば昔話。 私は

        • 月光

          月の光は あなたの光 毎夜毎晩あなたを照らす 月の光は あなたの光 あなたに向かうスポットライト どんな夜でもあなたを照らす どん底に思える夜でさえ 月の光は あなた自身 磨けば光る あなたの光 あなた自身が気づかぬだけで あなたは輝く月の光 どんな夜でもあなたを照らす ダメかもしれないと思える夜でさえ 月の光は 世界を照らす 誰もが等しく輝けるよう 月の光は あなたに寄り添う あなたがきっと 輝けるよう 夜が明ければ日が昇り 月の光は 見えないけれど 月の光は あなた

          神様のスポットライト

          君が生まれた時 空には太陽が輝いていました 君が生まれた時 空には月が輝いていました 君が生まれた時 空には星が輝いていました 君が生まれた時 空には虹が輝いていました 生まれてから今日までずっと、空の上から君に光が降り注いでいる これからも、この先もずっと… 神様は空の上からずっと、君にスポットライトを当てているんだよ 君がずっと君のいるステージで輝き続けられますようにって ひとりぼっちじゃないからね しんどくなった時にはね、空を見上げてみてごらん 神様からの光を感じて

          神様のスポットライト

          私の灯

          あなたの心が真っ暗ならば、私の灯を一つあげる。 それでもまだまだ真っ暗ならば、私の灯をたくさんあげる。 そうしてあなたの心が光にみちて あかあかと光輝いたなら、あなたの灯を真っ暗な、誰かの心に灯してあげて。 私はあなたの優しさを、誰よりも知っている。 あなたは心の優しい人で、とっても優しすぎたから、たくさんたくさん傷ついた。 私も昔そうだったから。 私は私の愛する人に、灯りをたくさんもらったの。そうしていつしか私の心は輝きを取り戻したの。 だから、ね、自分を卑下す

          光になったインコ

           ここはとある街のペットショップ。その一角にインコが一羽、鳥かごの中に入って売られていました。 インコの色は他のインコのように色鮮やかではなく、地味で人気が無かったため、長い間ペットショップの中で売れ残っていました。インコはコンコン、コツコツと鳥かごをずっとつついています。  道行くお客さんはインコを見て言いました。「ねぇねぇ、あのインコを見て。必死にかごをつついているよ。外に出たいのかな。出られっこないのにおかしいね。色もなんだか変な色」 ペットショップの店員さんもイ

          光になったインコ

          十人十色

          彼は頑固くん。 人の言うことは全然聞かない。 自分の意見は全然曲げない。 ただただ信念の人である。 彼女はヒステリックさん。 ちょっとしたことですぐ怒る。 投げかけた言葉は倍返し。 でも普段は比較的優しいよ。 彼は物静かくん。 自分の独特の世界観を持っている。 何人たりとも彼の領域に入ることはできない。 本が大好きで、いつも小脇に本を抱えている。 彼女はシンガーさん。 歌を歌うことが大好きで、日常の全てを歌にしてしまう。彼女の人生そのものが歌なのである。 星はあなた、

          十人十色

          ただの水も

          ランチをしようとふと入ったお店で出された水。 何のことはない普通のガラスコップに入った氷水だったが、店の照明の影響でコップに影ができ、氷に光が差し込み、影に光が浮かび上がった。 普通の水は無色透明でも、光が当たればその影は宝石みたいに輝く。 人も同じで、何の取り柄がないように思えても、何かのきっかけや作用によって美しく輝くと思う。 誰かが誰かにスポットライトを当ててあげてお互いに美しく光り輝く。批判ばかりの醜い世界ではなく、美しく光り輝く世界があってもいい。

          ただの水も

          春風ふわり

          ジャバジャバジャバ。水の音が根木さんの家の庭から聞こえてきます。学校からの帰り道、わかちゃんはいつものように仲良しの根木さんの家に立ち寄りました。「根木さん、今日は何してるん?」わかちゃんは根木さんに聞きました。 「今日はな、メダカの水かえてるねん」 「なんでメダカの水かえてるん?」 「メダカもなぁ、自然の一部なんよ。自然はきれいなお家が大好きやねん。わかちゃんが汚れたお家に住んでいたくないのと一緒で、メダカも自分が住んでるお家の水が汚かったら気持ち悪いんよ」 「なるほ

          春風ふわり

          眠りに落ちるまで

          布団に入って眠りに落ちるまで、いつも想像する。 温かな家族、温かな食事、温かな居場所。 優しい伴侶、優しい仲間、優しい声、優しい眼差し。 あなたの胸の中、あなたの笑顔、あなたのしぐさ。 冷たいふとんの中も、想像しているうちに温かくなる。 そうしている内に夢の中。 あなたも居て一緒に笑ってる。 朝がくればまた今日の始まり。 一緒に笑ったあなたはもう居ない。 夢の優しさ、夢の温もりを思い出し、優しい自分で居られますように。 今日が良い日でありますように

          眠りに落ちるまで

          エールさん

          それは、ある日の出来事でした。僕がウトウトと部屋の机の上で眠りかけていた時、ふと誰かの気配がして目を覚ますと、指先に人と昔飼っていた猫のパルが乗っていた。 親指にはお侍さん、人差し指にはフライパンを持った綺麗なお姉さん、中指にはギターを持ったカッコいいお兄さん、薬指には大きな太鼓を持った髭の立派なおじいさん、小指にはパルがそれぞれ乗っている。  僕はとても驚いて尋ねました。「君たちはいったい誰なの?」一番先に答えてくれたのはお侍さんでした。「拙者か?拙者は君のご先祖様でご

          エールさん

          念願の

          2022年2月21日、我が部屋にロシアンブルー女の子がやってきた。「幸」と書いてコウと名付けた。 コウと一緒にこれからやりたいことを実現していきたい。

          友達になって

          ここは地球のあるところ。 地面の上に、棒が一本立っていました。 棒のお顔はありません。手も足もありません。 ただただ棒が一本、地面の上に立っていました。 そこへ男の子がやってきました。 棒は何も言わずに男の子の前に立っていました。 男の子はなんだか棒がとってもさみしそうだったので、お顔を描いてあげました。 すると……描いたお顔はにこにこ笑顔になりました。 男の子も棒と一緒ににこにこ笑顔になりました。 男の子は棒と一緒にたくさん笑って、お家に帰って行きました。 次に女

          友達になって

          岡本太郎氏との語らい

          パカーンと頭を殴られ、魂をむんずと捕まれる感覚。 岡本太郎記念館で太郎氏の写真と目が合った時、「おい、君の人生はそれでいいのかね。もっともっと爆発していいんじゃないのかね。我慢なんかしないでさ、もっともっと創造してごらん。」そんな言葉を太郎氏が言ってくれた気がした。   岡本太郎という人は、死後もなお爆発し続けている。彼の言葉は生き生きと輝いている。彼の作品は命そのものを強烈に投げかけてくる。岡本太郎記念館には、岡本太郎の魂がそこに燦燦と輝いている。 太郎さん、あなたに会

          岡本太郎氏との語らい

          宗教儀式

          朝起きる。お湯を沸かす。豆を挽く。お気に入りのカップを選んでドリップする。お湯を注ぐ。お湯を注いモコモコする豆を眺める。ポタポタとドリップされている様子を眺める。香りを楽しむ。音楽と共に一口、また一口と体の中にコーヒーを染み渡らせていく。 それはまるで神聖な儀式のようだ。コーヒーをドリップする一連の動作は、神様にお供え物を捧げる宗教儀式のようだと私は感じている。 私自身への贈り物、私自身へのご褒美、私自身への感謝。 私のコーヒー時間は、どうか私の時間が平穏で優しいもので

          宗教儀式