マガジンのカバー画像

roots1*少年期

13
roots1*少年期 長編小説rootsの第一シリーズから少年期をまとめました。 第一シリーズは少年期・青年期・老年期となっています。
運営しているクリエイター

#ファンタジー小説

【roots】少年期 《七章》澄みきった水・2

一つ目はルークとルーカス。ペリカン兄弟に何でも楽しんでみる事を教わって一気に目の前が明る…

月ノ羽音
3年前
1

【roots】少年期 《七章》澄みきった水・1

キツネたちとの日々は本当に楽しく数日があっと言う間に経っていた。伸び伸びと森を走り回って…

月ノ羽音
3年前
1

【roots】少年期 《六章》一番長い旅・2

落ちた穴を見回すと。 まだ緑の葉が付いた枝が落ちていた。 「僕のせいで手折られたのかな?」…

月ノ羽音
3年前
2

【roots】少年期 《六章》一番長い旅・1

ディランにお礼を言うと夜が白々明けてきた。 夜通し海にいたのか。岸に上がるとすぐに小さな…

月ノ羽音
3年前
1

【roots】少年期 《一章》気づく

【roots】少年期 《一章》気づく ここを進んだらまずライオンがいる。 思い出してみると、大人…

月ノ羽音
3年前
3

【roots】少年期 《序章》花の教え

むせるような甘い香りに目を開けると花に囲まれていた。 夜は明けていて、明るい陽射しに朝露…

月ノ羽音
3年前

【roots】少年期 《序章》光るランプと伸びる影

家具の無い暗い部屋。 アンティークの赤い壁紙。 壁にタペストリーか何か布が掛かっているみたい。 真ん中に小さなスタンドランプの灯りが着いていた。 あまり中まで入る気になれずにドアのすぐ横の壁に背中をつけて足を抱いて小さく座った。 大きくため息をつくと、ランプから影が伸びて来て少年の頭上で喋り出した。 黒いマスクとベルベッドのマントだけがうっすら光って見えた。 「やっと会えたな。…オイ!聞いてるのか?」 縮こまる少年に向かって偉そうに口をきき、 少年は、ただただ怖く頭を下げて

【roots】少年期 《序章》廊下1

重厚な茶色の大きなドアを細い小さな体を使ってなんとか押し開け部屋を出た。 目の前は真っ暗…

月ノ羽音
3年前
2