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心臓を売りたい
声を聞くだけで沸騰したお湯がふきこぼれるみたいに、涙が出る感覚、貴方には分からないでしょうね。
20歳で嫁いで、14も上の好きでもない男の世話をし、怒鳴られ、罵倒され、奴隷の様な扱いを受けました。それでも何とか必死に耐えてきました。
周りはみんな大学生やら新社会人やらで、楽しそうにキラキラしているのに、私は疾うに澱んでいました。
私にも夢がありました。
イラストレーターになること、寝る間も惜しんで沢山絵を描きました。男は、私をバカにしました。
下手な絵だと、才能がないと、何度も捨てられ、踏まれ、ゴミにされました。
愛していたはずの親に売られ、夢を壊され、好きでもない男と生きていく私に生きていく価値はありますか?
生き甲斐でもあった絵をゴミにされた時、
私もゴミになったような感覚に陥りました。
でも、こんなに命を燃やしても、心臓を売っても、死ねないのです。
私なんかの為に、痛いくらいに脈打つんです。
明くる日、私は目覚めます。
望まぬ今日のその先で、どうか、私の心臓を買ってください、私の命が尽きますようにと。
ただ。願うばかりです。
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お久しぶりです.
MoonCalmと申します.
世間はすっかり秋色に熟れて、冬の匂いがし始めの10月も今日で終わります.
うたた寝の間にすぎた、あっという間の2023年でした。
本格的に冬がはじまったら、また、季節が、月が、1年が終わると寂しくなるでしょう
でもまた新たに始まるものもあると、少しばかりの期待を添えて.
また、新しい作品もゆっくりのんびり執筆していけたらと思っています.
次回作が上がった時もぜひ遊びに来てください。
どうぞよしなに.
では、またどこかで.
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