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エッセイというか日々の戯言

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絶え間なく進む日々の中で、感じたことなどを綴っていこうかと。
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2016年12月の記事一覧

「冷静な観察者」

吐く息が白く着色される様子を見つめていると

今年も終わりの足音が聞こえてきそうな気がする。

クリスマスやら年末年始やらで騒がしく

浮足立っているようにすら感じてしまう街並みは

眩しくて、鮮やかで、目障りで、鬱陶しい。

そして自分が持っていないものを突き付けられる。

ボクは寒いのが苦手だ。そして冬も苦手だ。

言い訳を呟き、本質から目を背ける。常套手段だ。

寒いから嫌いではなくて、多分

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浪人。

三十までにこれからの方向性を決める。

そんなことを決めたのは確か十九か二十の時

きっかけは小説のセリフだ。

確か、その時は九階の教室の後方に座り

水曜二限のつまらない大学の講義をBGMにして

物語の世界に魅了されていたのは

今になっても鮮明に思い出せる褪せない記憶。

チェーンの古本屋で手に取ったのは偶然だった。

けれど背表紙に書かれた内容紹介に惹かれたのは

もしかした

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