見出し画像

連作短歌4:「月のまなざしはるか先」

月はたぶんひとりでいるから月でありたくさんあったら愛せなかった

月はたぶん鏡とか見たがらなくてだから宇宙にいたいのでしょう

月はたぶん丸くはないかもしれない でも それでもきみを愛しているよ

月はたぶんすっぽんに謝り続けているけれど祈りの先は骨

人の目を潰さないきみを愛してる 愛の言葉は洒落じゃないんだ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?