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ドリップコーヒー改善計画 (MUGENドリッパー)【ダブル匠ブレンド】

コーヒーで腹を壊し続ける人生を歩んできた。

しかしあるとき、インスタントではなくドリップコーヒーだとお腹を壊しにくい事に気づいてからは、毎朝がコーヒーで始まる生活へと変化した。

だがそんな生活を長く続けて、さすがに面倒に思うことも出てきた。

以下は識者によるドリップコーヒーの入れ方である。

「まずはちょっとだけお湯を入れて20秒待つ。これでコーヒー豆を目覚めさせる。そのあとにちょっと注いで、お湯が落ちるのを待って、また少し注いで、そしてまた待って……」

めんどくさい。 (禁句)


いや、今まではこの面倒くささも、ある種の瞑想時間のようなものとしてこなしていたわけではあるのだが……なんかもういいかなって。

だって、noteを巡っていたら良さげなものがあったから!

それは……

『MUGENドリッパー』である。


何が無限なのかは全くわからないが、これを使えばお湯を一回注ぐだけで、そこそこのコーヒーが出来上がるとかなんとか!

まさに面倒くさがりの自分のためにあるような製品である。

正直なところ、自分の舌は真面目に作ったもの雑に作ったものの違いがわかるような性能はない。

だったら雑に作ってればいいじゃんという話なのだが、ちゃんと作らないとコーヒーを無駄にしている気分になるので、仕方なく手順を守ってドリップしていたわけだ。

だがMUGENドリッパーを使えば、そんな手間や罪悪感からは開放される。

自分は苦難を乗り越えた100点のコーヒーより、楽して90点とれるコーヒーを選ぶ。

こういう選択もありだと思うのだ。


そして小分けパックのドリップコーヒーのコスパに関して、なんとなく疑問があったのも事実だ。

大容量のドリップコーヒーの袋を買った方が節約になるのではないかと。(なお値段は比較してない模様)

じゃあさっそく開封!!

圧倒的な環境配慮を感じる簡素なパッケージ
最初は洗おう!

この不思議な溝によって、なんだか良い感じにドリップしてくれるらしい。

正直オカルト的なうさんくささを感じなくもないが、600円くらいだったし騙されたと思って使ってみよう。

ギリギリな耐熱温度が眩しい

では、個人的2023年ベストバイでM1 MacBookAirと1位2位を争うレベルのケトルでお湯を沸かす。(もうこれがない生活は耐えられない)


とりあえず専用のペーパーフィルターも買った。(300円)

これで100回飲めると思うと、もう専用品でもいいかもしれない。


さて、これは何をしているかというと、お湯をかけてフィルターを密着させ、ペーパーフィルターの味のような何かを取り除く工程である。

面倒くさいことから開放されたくてこれを使っているのに、工程が増えているのはどういうことなのか。

次からはこの工程を省いている自分が容易に想像できる。


そして悲報だが、まさかのドリップコーヒーの粉を買っていない

なんで一緒に注文しなかったのだろうか。


……いやまてよ?

コーヒーならあるじゃないか!

そう、小分けのドリップコーヒーは手元にあるのだ。

もうこれらを入れることにしよう


あ、せっかくだし、ブレンドしてみるのも良いかもしれない!

エチオピア&ブラジル
ブラジル&コロンビア
ベトナム&ブラジル

裏面を見ると、様々な国の豆を使っていることがわかる。

たしかこういう記載は最初に書いてあるものほど量が多いらしいが、このコーヒー豆の産地表記も、配合が多い順に並んでいるのだろうか?


さて、ブレンド方法について調べると、国ごとの豆の特徴やら、主軸に据えるべきコーヒー豆やら、種類は2〜3種類が無難やら、情報で溢れ返っている。

……落ち着こう。

自分に味なんてわからないんだから。

というわけでダブル匠ブレンドでいくことにする。

仮に容量表記が多い順だとすると、
ブラジル>>エチオピア>コロンビアという分量のブレンドになる。

なんだか良い配合な気がしてきた。

(素人の妄言なので、バリスタの方々は華麗にスルーしていただきたい)

匠を入れる
18gのコーヒー

MUGENドリッパーの説明書にはコーヒーは20gとあるが、9g×2で18gになってしまったのでお湯を減らす感じで調整しよう。

240mlらしいので……200mlくらいでいいか。(計算力)

おお……!



完成

さすがの自分でもわかる。

確実に量が少ない。


これはTANITAの出番である。

芋ういろのために買ったが、めちゃくちゃ大活躍の重量計

それによると、重さはコップ込みで277g

このコップはもう一個同じものがあるので、そっちを計ると……コップの重さは159gだとわかった。

つまり引き算をすると、このコーヒーの量は118ml……?

……なんでお湯の量をしっかり計らなかったんだろう。

電気ケトルの温度計測調査のときには無駄に気を使っていたのに、あの頃の自分はもう死んだようだ。


さて、緑茶には二番煎じという言葉があるが、実際飲んでみると一番煎じとは味が変わるという。

コーヒーでは二番煎じは許されるのだろうか?

いや許される気配を全く感じないけど……。


調べると、コーヒーの産地エチオピアの伝統的なコーヒーセレモニーでは、一番煎じをみんなで飲んだあと、二番煎じを沸かすという。

いや、沸かすだけで美味いとは書いてないのだが。

まあでもエチオピアが言ってるからOKってことで……

そんなわけで謎理論で100mlのお湯を追加し、
一番煎じと二番煎じの合わさったコーヒーが完成した。


バリスタをやっている方の呆れた表情
が目に浮かぶようだ。


これからは重量計の上でドリップしよう……(学び


砂糖
牛乳in

いやコーヒーの味を楽しめや!!」というツッコミが聞こえる。

せっかくのコーヒーは、即座に甘さとまろやかさに包まれた。


いや一応コーヒーだけで一口飲んだけど、なんか苦くて……。

考えてみれば、普段の2倍の豆を入れているのだ。そりゃ苦いわけだ。


でも砂糖と牛乳を入れたら、なんだか普段より美味しいような気がした。

いや、普段どおりだったような気もした。

ぶっちゃけよくわからなかった。

(そもそも作り方に失敗しているわけだが)

それでは、これをお供に風呂読書を楽しんでこようと思う。

そして雨が止んだらコーヒー豆を買いに行こう。


コーヒー強者の方々はどうかこの記事を許してほしい。

これでもちょっとは探究心があるから……!


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