【つながる旅行記#126】さすがにきついぞ富士登山(七合目→本八合目)
2016年8月11日、初めての山の日の富士登山。
前回は七合目のトモエ館まで登った。
それでは引き続き登っていこう。
看板を見ると、ここから山頂まで225分らしい。
もしここに書いてあるとおりのペースで行くと、山頂に到着するのは13時くらいになるだろうか。
お鉢めぐりと下山にかかる時間を考えたら、この表示の通りだとバスの時間には間に合わないのだが、当時の自分はそんなことを考えてもいない。
そういえば、「富士山は酸素が薄くてヤバい」という話を聞いていたが、今のところ酸素が薄い感じはあまりない。
富士山初心者サイトの解説に従い、平地では考えられないほど頻繁に深く呼吸し、酸素を体に取り込んでいるのが良かったのだろう。(たぶん)
この調子でしっかり呼吸し、高山病を回避しなければ。
自分はソロ登山だし、何かあったら他人に迷惑をかけてしまうのだから。
そんなこんなで八合目太子館に到着。
標高3100mのこの場所に、かつて聖徳太子が馬に乗って降り立ったという。
(馬がすごい)
富士山にはWiFiもあるようだ。
そこら辺の低山よりもサポートが整っているのを実感する。
ではまた登っていこう。
時刻は9時。
さすがに疲れは出てきている。
気づけば足元ばかり見るようになっていた。
頭を上に向ける余裕がない……。
また看板があった。
ここから頂上まで155分らしい。
さっきの看板からまだ30分ほどしか登っていない。
これを見るに、どうやら40分ほどコースタイムを短縮してしまったようだ。
(たぶん各山小屋で休憩を十分にとる想定で書いてあるのかも)
9時30分、八合目 白雲荘に到着。
そういえばまだトイレに一回も行ってない。
というか自分は今まで山で尿意に襲われたことがない。
緊張しているからなのか、登山中はトイレに行く気にならないのだ。
水とかも結構飲んでいるはずなのだが……不思議だ。
大量の汗で水分が消滅しているのだろうか?
しかし登ってきたな……。
ちなみに自分の現在地は以下のような感じ。↓
山頂までもうひと踏ん張りだ。
……ふと横を見ると、下山してきている人たちが見えた。
富士吉田ルートは登りと下りでルートが分かれている。
これによってスムーズに登山&下山ができるのだ。
あの人達は「初めての山の日」で御来光を見れたのかもしれない。
あともちろんだが、登っている途中で体調が悪化した際は、登り専用の道であろうと下っていくのは問題ない。
ただ、登っている人はだんだんと足元ばっかり見るようになっていくので、下山する人の存在には気づきにくい。
声掛けなどで知らせることが大事だ。
そして10時、本八合目のトモエ館に到着。
「本八合目って何?」とか「なんでまたトモエ館?」とか、色々思うところはあるが、なんかもう疲れているのでどうでもいい。
登山道を見上げると、なにやら行列ができている。
山小屋から山頂を目指すグループか何かだろうか?
あれを抜かしていくのはかなりしんどいぞ……。
でも抜かした。
だって”道譲られる”から……!!
「若い人はすごいねぇ。ほら、先行っていいよ!^^」
そう言われる度に、「どうも!!」とお礼を言いつつ、その瞬間だけスピードを上げて軽快に登っていく自分がいた。(余裕なんてないのに)
見栄を張って自分のペースを乱しまくりである。
そして未だに「酸素が薄い」という概念がどんなものなのかはわかっていないが、なんだか一歩一歩が異常に重くなってきた。
これが酸素が足りてないことによる影響なのだろうか……?
見上げれば遠くに鳥居が見える。
あそこに行くまでどれくらいかかるのやら……。
だがとにかく今は登るのみ。
そんなこんなで次回へ続く……!
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