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【つながる旅行記#250】沼津の守護神『びゅうお』で眺める富士山
前回は舞鶴の赤れんが博物館で、まさかのレンガについての学びを得た。
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そんなこんなで自分はまた新たな土地にやってきた。
ここは静岡県沼津市。
一体何があるんだろう???
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しかしいままで静岡県に来ていなかったなんて自分でも意外だった。
……ああそうか、自分は富士山に登っているから、もう静岡に行った気分になっていたのか。
いやまあルート自体は普通に山梨県側から登ったのだが、お鉢めぐりをしたので静岡を歩いたとも言えるのだ。
まあこんなことをいうと山梨県民が発狂してしまうかもしれないし、「富士山の山頂は神社のものなので県とか関係ないから!!」という蘊蓄を語られてしまうかもしれない。
だが神社なら神社で総本宮は静岡県富士宮市だし、富士山測候所の住所は「静岡県富士宮市富士山剣が峰」なので、ぶっちゃけ富士山ってしずおk
……いや、争う必要はない。
みんなちがってみんないいのだ。
(?)
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「沼津の話をしろや」と自分の心が告げているので、話を戻そう。
自分は今沼津港に行こうと思っているのだが、流石に歩きじゃきついのでレンタサイクルを探している。
調べによるとなにやらホテルで貸してくれるらしいので、そこまでいこう。
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な、なんか凄いところだけど本当にここなのか……?
ただレンタサイクルを借りに来ただけというのが申し訳なくなる場所だ。
しかしこりゃ、相当豪華なレンタサイクルになっちゃったり!?
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……まあそんなことはなかった。
いや全然OKですし感謝してますよ!? カゴあると便利だし!!
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そんなわけで自転車で移動を開始する。
こういうそこそこの移動の速さと寄り道の自由度が自転車のいいところなんだよな……!
3km歩けと言われたら勘弁してほしいと思うが、自転車なら余裕である。
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あ、『びゅうお』が見えた。
あれが今回の旅の最初の目的地だ。
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この『びゅうお』、ちょっと面白い形をした展望台ってだけかなと自分は思っていたのだが、実は重要すぎる役目があるらしい。
なんとびゅうおは、東海地震が起きた際に津波から市場を守る水門としての役目を担っているのだ。
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びゅうおの水門(扉体)は幅40m、高さ9.3m、重量406tとなっており、地震計と連動して地震発生5分後には完全に閉鎖されるようになっている。
びゅうおは沼津魚市場の守り神かつ、展望台としても活躍するすごいやつだったのだ。
全然そんな雰囲気がしない名前なのに……!!
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それでは早速登っていこう。
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おお……!
なにかの感動的なシーンでこの場所を見たような気がしないでもないが、座るところが多くて非常に良い感じである。
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そして、もちろんここからならアレが見れる。
自分の大好きなアレが。
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そう、久々の富士山だ。
やっぱ何度見てもいいよな……!
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5月はまだまだ雪が残っている富士山。
もう少しズームしてみよう。
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こうしてみると富士宮ルートがはっきりわかる…ように思えるが、実はこのはっきり見えているラインは登山道ではない。
富士宮ルートはわりと雪に埋まりがちなのだ。
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とはいえ、山頂の気象観測所や馬の背はバッチリ見える。
へへっ……
自分あそこ登ってきたんすよ……!
このジワジワこみ上げてくる達成感こそが、登山をしている醍醐味の一つだなと思う。
自分で登った山は、下から見上げるだけで思い出が湧き上がる対象となるのだ。
(やはり良い趣味だなと思う)
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なんだか海沿いにはサイクリングロードみたいな道もあるようだ。
山育ちの自分としては、こういう海沿いを走れる道には憧れがある。
しかもここは富士山まで見えるのだ。
良いなぁ、沼津。
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そんなわけで、びゅうおについても知れたし、富士山も見れたし、聖地巡礼も出来たので大満足である。
ではこの調子で、沼津のあれこれを引き続き見ていこう!
次回へ続く……!!
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