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【料理】初めての『白いとうもろこし』を食べる

スーパーに行ったら『白いとうもろこし』が売っていた。

今まで生きてきて見たことがない気がするが、なんだか粒も大きくて非常によろしい。

買わねば。


おっちゃん! これ一袋お願い!!
 (※イオン)


そんなわけで買ってきました。

最近はこういう変わったものを買うのに「noteで書けるから…!」という理由があって助かる。

出費はともかくとして、おかげ様で普段の自分ではしなかったはずの経験が増えていく。


まあYoutubeを見る限りでは、この白いとうもろこしは既に2年前くらいに流行ってた感があるのだが、自分の情報アンテナはこんなもんである。

そして情報を見ていると、この白いとうもろこしは生でも食べられるらしい。

(ホントかぁ……?)

……多少の怪しさを感じつつも、一口食べてみよう。


(モシャリ……)


・・・

ふむ……。

確かに食べられるし甘みも感じるような気がするが、すんごいシャクシャクしていて自分的にはこれじゃない感がすごい。(野菜感?)

でもこれに慣れたら加熱もせずに楽に食べれて楽ではあるか……?



というわけで、いつものように加熱してみることにする。

イオンの紹介ポップでは、「皮を1枚残して、ラップを巻かずに500Wで3分」とのことだったが、そもそも1つはもう皮が剥いてあったため、ラップを巻いて3分とする。

加熱後

……うーむ、画像で伝わるだろうか。この加熱ムラが。

左側は明らかに白っぽく、加熱されてない感がある。
3分ではやはり時間が足りてないようだ。

というか他のとうもろこしレンジ調理レシピを見ると、「600Wで5分」「割り箸などを下に敷いて地面に接地しないように」などなど、そう単純ではない様子がうかがえるのだ。

……これは再加熱だな。

割り箸を敷きつつ、またレンジで3分加熱する。

そして再加熱したのがこちら。

なんかほのかに黄色くなってる……?

上:加熱後 下:加熱前

まあそれはいいとして仕切り直しだ。

もちろん自分は『岸辺露伴は動かない』にて、とうもろこしの食べ方マナーは熟知している。

手掴みでいただこう……!!


……まあ美マナー講師の先生の動画によるとこれは76点らしく、「割り箸の斜めの部分を使って一列排除したあとの溝から食べ始めるのがキレイ」とのこと。

正気か?

グググッ……
ボロボロ……

まあ美マナーは置いといて、白いとうもろこしの味はどうだろうか。

いただきます!!


(モシャリ……)

・・・

うんうん。この柔らかさよ。

やっぱりこれが自分の慣れ親しんだとうもろこしだ。

でも甘さはわりと普通

「めちゃくちゃ甘い!」「メロンより甘い!!」とか聞いていたので拍子抜けな気もするが、普通に適度な甘さなので満足ではある。

最近買った黄色いとうもろこしはあまり甘くなくて残念だったので、値段が同じレベルならこれからは白いとうもろこしを優先して買うかもしれない。


なんにせよ、今回もまた良い経験ができたな。



さて、その後の調べによると、『とうもろこしは収穫した直後から味が落ち始め、24時間たつと栄養価も半減する』なんて情報が出てきた。

自分の場合、この白いとうもろこしは買ってから余裕で24時間放置しているし、収穫から輸送までにもプラスで時間がかかっているわけだから、本来のポテンシャルは全然残っていなかったのかもしれない。

というか、これじゃ本当の美味しさは農家しか味わえないな……。


そしてこの白いとうもろこしだが、育てるのが大変……というか、周囲の農家との協力が必要らしいのだ。

とうもろこしの粒が白い色になる遺伝子は潜性遺伝子のため、他の農家が周りで黄色いとうもろこしを作っていると、その花粉と受精して、なんと白と黄色のとうもろこしになってしまうのである。

しかも周囲にあるのが飼料用デントコーンだった日には最悪で、その花粉を取り込んでしまった場合は色どころか実が固くなったり味が変化してしまうらしい。

なので農家は他種のコーンとは数百メートル離して植えたり、そもそも種を蒔く時期をずらすことでこれを防ぐそうな。

……とうもろこし育てるのって、こんなに大変だったのか。


この白いとうもろこしが自分の元に来るまでにかかった手間を思うと、ただただ感謝である。

そして次は買ったらすぐに食べよう


そんな学びを得たのだった。


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