【つながる旅行記#113】懐かしき小樽と謎の天狗
前回の青森旅行からしばらく経った。
現在、自分は北海道の小樽に来ている。
言わずと知れた有名観光地だ。
実は小樽は初めて来たわけではない。
たしか高校の頃に友達と旅行で来たことがあるのだ。
いや自分でも信じられないエピソードである。
友達の親が旅行会社勤務だったので、安く行けるとかなんとかだったか。
なので小樽回は当時の思い出を巡るような観光になるかもしれない。
しかしなぜだろう。
当時の写真が一つも残っていないのだ。
ガラケーくらいは持っていたはずなのに。
なんでだろうねぇ……?(不思議)
まあそんな闇は置いといて、記憶を辿っていく。
たしかアイス屋に寄った気がする。
当時から有名な店で、無駄にアイスの種類が多かったような……。
見つけた。
ああ、当時の記憶が蘇ってくる……!
いや違う。
いうほど蘇ってないかもしれない。
当時の友人達の笑顔のシーンは浮かぶが、本当にこんな表情してたか…?
自分が頭の中で作り出した映像の可能性がある。
誰が何のアイスを頼んだのかすら思い出せないくらいだし。
やっぱ狂ったように写真撮っとかないと忘れるんだよ……。
……なんだあれは?
謎の装束を来た何かが目の前を通り抜けていった。
見た感じ神社の何かだろうか……?
……まあいい、思い出巡りを続けよう。
う~ん、駄目だ。なにも思い出が蘇らない。
どんな道を通って何をしたんだっけ……?
思った以上に当時の記憶が薄れていることに衝撃を受ける。
……そんなことを考えていると、また現れた。
天狗だった。
護衛されつつ、歩いている天狗。
まさか正面から見たらこんなことになっていたとは……。
そういえば小樽には天狗山がある。
その関連の行列かもしれない。
ちなみに過去の旅行では天狗山には行かなかった。
まあ男4人で行くような場所でもないだろう……。
そんなこんなで小樽駅前にやってきた。
大きなお店もあるので、買い物には困らなそうだ。
小樽駅にはなかなか立派なバスターミナルもある。
小樽は札幌も近いので、バスや電車で行く人も多いだろう。
いや近いとか言ったけど、調べたら普通に青森から弘前へ行くくらいの時間はかかってたようだ。人間の感覚はあてにならない。
というか北海道がでかすぎて感覚が狂っているのかもしれない。
では、移動を開始しよう。
目指すのは札幌ではないが。
ここはおたる水族館。
過去の旅行でも間違いなく行った場所だ。
さっきの小樽市内よりも多くの記憶が残っている。
ここならノスタルジックな気持ちになれること請け合いだ。
過去の記憶を頼りにした旅行、果たしてどうなるのか。
次回へ続く…
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