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自我を失うって楽かな

要は意識不明になるか、記憶喪失になるか、死ぬかってことですけど。


noteでフォローしている方が、嬉しかったこと10個!みたいな素敵な記事を書いていました。いいなあ素敵だなあと思って、わたしもそんな記事書いてみたいと思ったけれど、どうにも明るい話題がない。です。
いえ、たぶん、本気で探せば何かはある。
好きな漫画の新刊が出たとか、好きな作品の舞台があるとか。
でも新刊は買えていないし舞台のチケットも買えるか分からない。
今日はどうしてもどうしても観たいミュージカルの一般発売日だったのに、ハッと気づいたら販売時間を過ぎていて案の定サイトに繋がりもしませんでした。先行抽選には落ちたんです。チケットはご用意されなかった。死ぬほど悔しかったけど病院に遅刻しそうだったので悔しさに浸る時間もありませんでした。
そんで、走ったけど病院には遅刻した。

壁の薄いマンションで隣人はいつも楽しそうに歌ったり喋ったり踊ったり(推測)しているのに、わたしはなんかいつも鬱々としています。
いつもいつも休日の午後になると鬱々と「時間だけが過ぎていく」ことを嘆いています。そんな脳内に、嫌なことや恥ずかしかったこと、辛かったことがどんどん思い出されてくる。それを回避するためにSNSに逃げたり一日中ゲームをしたり、こうしてnoteを書いたりしているわけです。
タイピングは楽しい。


最近はやたら真っすぐに前向きな気持ちで「どうせ子供も作らんしお金を使い切ってから死にたいな!」と考えたりしてるんですが、買い物と遊びに行くので資産をゼロにしたタイミングで簡単に死ぬ方法ってないものでしょうかね。痛くなくて苦しくなくて怖くない、そして他人に極力迷惑のかからない方法。
まあどんなにきれいに死んでも、死体を処理させてる時点で迷惑はかけますね!
安楽死ってなんで認められないんでしょう。
わたしみたいな奴がいるからでしょうか。
チューブまみれになって動けも喋れもしないような状態では生きたくないのですが、一度そうして延命してしまうとそれを止めることがお医者さんの「殺人」になってしまうと聞いたことがあります。本当かどうか調べてませんが、この国ならさもありなんと思ったのを覚えています。
命に係わる大きな病気にかかったら、延命治療をせず緩和処置でゆるやかに死んでいきたいです。物理的に自我が消えるって素晴らしいと思います。何も考えなくていいところに行きたいです。
でもそれはそれとして精神の健康は取り戻したい。
死にたいけど生きたい。生きたいけど死にたい。
生きていないとできないこともありますしね。

「今」楽しいことって、いくつありますか?
わたしは先述の漫画の新刊を買いたいことと、分厚い同人誌を買ったことでしょうか。まだ読んでないけど絶対に面白いと分かっている作品なので楽しみです。
他には…お酒を飲むこと。昼から、なんなら朝から飲むのが好きです。お酒で体を崩したくはないですが週末だけだから許されたくて毎週飲んでます。
あとは特にないです。
友達を悲しませたくないし離れてしまいたくもないけど、頭の中にポンと浮かんでくる「楽に死にたいな!」は結構な威力があります。
会いたい人もいて、家族も友達もいて、でも大好きだった友人と喧嘩別れしてしまったトラウマ級の苦い経験が人と接することを躊躇させます。わたしはまた知らんうちに人を激おこさせたりするかもしれない。

激おこってもう死語かな。

こんなことを考えている「わたしという自我」を失ってしまえば、もう何にも苦しむことはないわけですよね。素敵。
わたしがわたしを「わたし」と認識して生きている限りどうしようもない苦しみは続くわけで、それを断ち切るには記憶喪失になるような脳の損傷を受けるか、意識不明でチューブ延命して生きるか、死ぬかしかないわけです。
前者ふたつは嫌なので死ぬという選択肢が輝かしく見えてくる。
でも死んだら漫画の新刊が読めない。会いたい人に会えない。
そういう繰り返しで生きている現在、ストレスは重力のように重いです。
本当に嫌。
自分の精神と生活を必死になって維持しているのに、これから先も増税は続くんだろうとかインボイス死ねとか、電帳法も死ねとか、年金のこととか、世間一般の問題にもいちいち反応して怒りがわいたり鬱になったり忙しいのです。被災地のことや、起こり得る災害、起こってしまった事件や事故のことを考えすぎて吐き気がするほど苦しくなったり、怖くなったり。
それらを頭から追い出すためにまた酒に逃げたり!
ああ、なんて面倒な自我でしょう。
本当に失ってしまえたらどんなに楽なことでしょう。


でも死にたくないんだ。



今日も、ぐちゃぐちゃになった部屋の中で小さくなって生きています。
死なずに、生きています。
明日も生きられますように。

自我を失わずに、楽に生きられたら一番いいです。

読んでいただいてありがとうございます。サポートくださったら、それで美味しいものを食べて生きます!