[労災]弁護士を探してみよう

労働基準監督署の調査結果により、未払い残業代がある事が認めれられました。これは、お国の機関が認めたとの事で非常に強力な証拠となります。

残業代の請求は時効があるので、まずは時効を止めるために内容証明を会社に送付する必要があります。内容証明を送れば一時的（６カ月）に時効を止めることができます。内容証明を自分で作成して送付しても良いですが、ここは弁護士を利用して弁護士の名前を使った方が本気度が伝わるので、弁護士を探す事にしました。

弁護士と言えば、労災申請を行う前に東京弁護士会の無料相談に行きましたが、まったく役に立たなかった事を思い出します。弁護士会への相談は無いと考え、自分で弁護士を探す事にしました。

弁護士を探すにあたり、いくつかの条件を考えました。
・労働問題に強い弁護士事務所兼弁護士である事
・個人事務所ではなく、それなりの規模の弁護士事務所に頼む事
（大きな弁護士事務所は"法人"を相手にしている事が多く、"規模があり個人を相手にしており、さらに労働問題を対象"にしている弁護士事務所は限られててきます。弁護士事務所ランキングなどで検索をすると、所属している弁護士数ですが弁護士事務所の規模を調べる事ができます。上位は法人向けの事務所や過払い請求でCMをしているような事務所で、そのような事務所は対象としませんでした。）
・実績がある事
・弁護士料金が明確である事　また　弁護士の標準金額と同額か比較して異様に高くない事

労働問題の弁護士といえば、電通での問題を解決した川人弁護士などが有名ですが、個人事務所であってあまり沢山の仕事はできないだろうなと思い、除外しました。

※弁護士にもいろいろなタイプがいます。
ボス弁・・・弁護士事務所の所長やパートナー弁護士
イソ弁・・・居候弁護士　法律事務所に所属している弁護士
ノキ弁・・・軒先弁護士　法律事務所に雇われているわけではなく、法律事務所の中を一部間借りしている弁護士（個人事業）
タク弁・・・自宅弁護士　自宅を事務所として開業している弁護士
その他色々・・・
少なくとも、弁護士の事務所としてのノウハウを使ってこちらを弁護してもらう為には、イソ弁に依頼をしたいところです。

東京で見ると、旬報法律事務所(実績に電通事件の記載がある)や他いくつかの法律事務所がよさそうに見えました。その中で、たまたま見たWEBサイト(ベンナビ労働問題)で条件に合った弁護士さんがいて、労働問題であれば30分相談無料との事だったので連絡を取りました。
（東京弁護士会で無料相談で痛い目にあっているのに、また無料に心が引かれてしまい、馬鹿だと思います）

ベンナビ　労働問題
　https://roudou-pro.com/

私がよさそうだと思った弁護士さんから連絡があり、やはり忙しいらしく、「同じ事務所の優秀な弁護士を紹介します」と言われて、弁護士を紹介していただく事になりました。そこの弁護士事務所は、労働問題に強いようで、規模もそこそこ大きく私の条件にあっていました。訪問日時などがきまり、その弁護士事務所に行く事になりました。

弁護士事務所に着いて、入口の電話から予約をしている事と弁護士名を伝え、中に通していただきました。私の相談相手になった弁護士は私と同じか少し年上の弁護士でした。話をするとすぐに時効を止めた方が良いとの事で、正しい残業代の計算は別途する事にして、内容証明を送った方が良いとの事でした。弁護士との委託契約をする必要がありましたので、その場で、契約し、手付金が必要な為、一度外出してATMでお金をおろし手付金を払いました。確か10万ほどだったと思います（手付金の最低額です）。その中から文通費なども利用するとの事でした。打ち合わせは１～２時間ほどかかりましたが、手付金を払い契約をしましたので、相談料などは別に請求される事はありませんでした。

さて先ほどの私の弁護士ですが、自宅に帰ってからすぐにネットで調べました。調べたところ、弁護士事務所の紹介ページの弁護士紹介の欄を見ると、十分な実績を持っており、労働問題の大きな有名な事件なども担当経験があり、著書などもかなり出しており、メディアにも出ているとの事です。自分でこれだけアピールしているので、実績はあるんだろうけれど、忙しく私の相手をしている暇がない、もしくは過剰に実績を書いている可能性があると思い、正直大丈夫かな？と思いました。