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おむすびの本質

【1245むすび】てしま(仙川)鮭
《連続1676日目!》


最近、おむすびに関するある動画を見た。
その動画の中では、「今おむすびブームで単価の高いおむすびを握るおむすび店を出店したい」「だからその出店費用を出資して欲しい」みたいなやりとりが繰り広げられていた。

たしかに、おむすびの出店ブームがこの1~2年の間続いている。
華やかだったり、高級だったり、様々なおむすびを見かけるようにもなった。
それ自体は歓迎すべきことであり、他のパン屋やラーメン屋みたいにもっともっと増えてもいいと思う。

でも、忘れてはいけないこともあると思う。


作家太宰治は、有名な斜陽の中でこのように語っている。

「おむすびがどうしておいしいのか、知っていますか。あれはね、人間の指で、握りしめて作るからですよ。」

おむすびの本質がこの50文字にも満たない言葉の中で表現されていると思う。

おむすびは、人の手から人の手へ渡っていく食べ物だ。
その中には、美味しさだけでなく作り手や食べ手の想いも入っている。
だから、お金儲けだけでは、おむすびを語って欲しくないところはある。

どんなにブームになっても、大切にしていきたいものだ。



京王線仙川駅の近くにあるおむすび屋はある、
その名前は「てしま」
地元の方から長く愛されているお店だ。




店員さんに聞くと、50年以上続いているお店とのこと。

しかも…
このおにぎりを作り続けているのは、81歳のおばあちゃんとのこと。


鮭のおむすび。

ふわっと握られたごはんに、しっかり巻かれた海苔。
中には、鮭のほぐし身。
大きさや塩加減、お米の炊き方など、ちょうどいいというか安心できる味。
毎日食べても、絶対に飽きることがないだろう。


おむすびの本質を見つける旅。
まだまだ続きそうだ。

ご馳走たまでした!






太宰治のおむすびへの言葉について書いた回も、おかわりどうぞ。


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