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役員食堂で得た学び①

ついに今日から2月がスタートしましたね。1月1日はあんなにゴロゴロして、食って寝ての生活だったのに、あっという間に忙しい日々が始まり1ヵ月が過ぎ去ってしまいました。

そんな1月も社内制度である「役員食堂」を2回ほど利用して、自部門以外の役員と食事をする機会をもらいました。前職時代の役員といえば雲の上の存在で、ゴルフなどで一緒に回ることがあっても、自分は相槌係でしかありませんでした。やっぱりスタートアップ・ベンチャー企業の魅力の一つは経営層とのコミュニケーション機会の豊富さだと実感します。

これまで在籍している1年2カ月で計12回「役員食堂」を利用してきましたが、どの回も自分の課題を指摘してもらったり、自分の悩みを聞いてもらったり、本当にたくさんの学びをもらいました。(仕事だけではなくプライベートの話もたくさんしますが、それは多分皆さん興味ないと思うので割愛。笑)そこで、過去の学びを4回に分けてシェアさせていただき、何かのお役に立てたら嬉しいです。

当時の役割・課題感:

・転職3か月目 ・元々は労務畑だったが、自分のキャリアで初めて新卒採用を任されて、まだ採用の仕事の要点が分かっていない ・そもそもベンチャー企業の仕事の進め方もまだ掴めていない

2019年02月08日(金) 社長との役員食堂にて

自分の上司から役員食堂という制度があることを教えてもらい、採用をやるにはトップの考え方を知るべきだと思い初めて制度を利用しました。

学びの内容:

・最小で最大を求める
面接や会社説明会など、当たり前に時間をとってやっていることも常に生産高を意識して、工数や時間を最小にしながら効果を最大にすることにこだわる。時間をかけてやることだけが相手への気持ちの表し方ではない
・Only One
上記のことを意識しながらも、相手にあわせたワンポイントの工夫は加えていきたい。同じ行為でも一言付け加えるだけで意味をもたせることができる。ここが採用担当者の腕の見せ所。
主導権
相手に委ねずに自分が主導権を握ることが大事。選考者に対して面接候補日時を送るときも自ら提案した日程で決めてもらえるように、この日程を指定した意図を伝える。これはどんな仕事でも共通する。

もともと社長も人事・採用の実務経験がある人で、担当者がもっておくべき考え方・とるべき具体的な行動を分かりやすく解説してもらいました。在籍している会社は採用は重要なミッションであるという認識から、非常に多くの人に協力してもらいやすい環境でした。ただ、ベンチャー企業という限られたリソースで勝ち抜くためには、やみくもに工数や時間を投入してはいけないことを重点に教えてもらいました。

会社説明会の座談会タイムで社員に協力してもらう場合にも、仮に6名に出てもらい100の満足感を出すのではなく5名でも100の満足感を目指せるように、参加者が話してみたい人を選べる方式にするなど工夫していました。

2019年02月14日(木) 経営企画部長との役員食堂にて

社長との役員食堂で自分の課題が見えてきましたが、その分肩肘張って仕事をするようになり頭がパンパンになっていたときに声をかけてもらい役員食堂に行きました。

学びの内容

相手に気持ちよく話してもらうコツは、単に「うん、そうだよね」と聞くだけではなく、会話の中で出てくるワードの拾って広げること。「それってどういうこと?」という問いを入れることによって、自分で答えを考えてもらうのが大事。

この時はひたすら僕の話を聞いてもらう感じでした。ごちゃごちゃした頭が話していくうちにスッキリしたので、なんだこの魔法はと、驚いたのを覚えています。振り返ってみると、結局頭がごちゃごちゃしている人は、全部吐き出させたほうがいいんですね。

そのためには、「うん、そうだよね」という相槌だけでは本音が聞けません。気になったワードを拾い、「それってどういうこと?」と更に問うことで、本人が自覚していないことやモヤモヤしていることを整理することが大事だと学びました。

2019年02月20日(水) カスタマーサクセス部長との社員食堂にて

学びの内容

前回までの役員食堂から、この制度を利用することによる学びの多さに気づいたので、全役員にお願いすることを決めました。しかし、CSの部長は何を考えているか分からないし、怖いし、絶対苦手なタイプだなと思いながらお願いしました。

うちの会社はゴールまでの道筋は極論問われない。一番早くゴールに辿りつくことが大事。相手にボールを投げる時に返球を予測して何パターンか考えて準備しておくこと 。

結果的にはCS部長にはそのあとも一番役員食堂に連れて行ってもらいましたし、ベタに最初いやだと思っていた人ほど実はいい人かもって思うようなあれでした。

この時はベンチャーで働くために必要なことを教えてもらいました。そもそも成功例も前例もない状況では、成功するためにはどうすればいいのか考えても答えが出るわけではないと。それよりも早く走り始めて修正していくほうが、結果ゴールに辿り着ける可能性が高いんだよということでした。でもこれがなかなか難しくて、失敗恐怖症から一歩も足が出ないのを脱するのには時間がかかりました。

あとは、仕事のスピードを上げるためには、相手にボールを投げたら返球を予測をしておこうという話です。相手からボールを投げられてから考えたり準備していては遅い、とにかく先手先手で動こうという話をもらいました。ベンチャーのスピード感についていくためには、初動の早さと先回りの徹底をやらねばと思った夜でした。

最後に

自社サービス(TUNAG)にストックされた制度利用時のメモを振り返りながらnoteにまとめていましたが、初期と直近のメモでは内容の濃さが全く異なっていました。恐らく役員の話す内容のうち、自分でも理解できる内容が成長によって増えたのだと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


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