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チャイと私ーその2ー

こんにちは。
CRAFT CHAI Tuesday.です。

今日は、チャイと私の続編です。

インドに呼ばれた!

ガンジス川でチャイを飲んでから2年後。
なんと私は、インドに住むことになりました。

当時お付き合いしていた現夫が駐在することになり、
なんだかんだとありまして、私もついていくことになったのです。

まさか、自分がインドに住む日がくるとは、
いまだに人生で想像していなかったことランキングTOP5に入ります。

インド駐妻時代初期の私は、恐ろしいほど暇で孤独でした。
友人もいなければ、子どももいない。仕事も辞めたばかり。
しかも私ときたら、子どもの頃から「何か活動していないと死ぬマグロみたいな生き物なの?」と聞かれるくらい、何かしていたいタイプの人間なので、行ったばかりの頃は本当に鬱々としていました。

このままではダメになる!と思った私は、何か夢中になれそうなものを片っ端からやってみることにしました。
せっかくだからインドでする意味のあることがいいな、と思っていた時に出会ったのが、アーユルヴェーダでした。

アーユルヴェーダはインドに古くから伝わる伝統医学。現在もインド国内にはたくさんのドクターがいます。
日本ではアーユルヴェーダと聞くとマッサージのイメージがありますが、本来はその人の体質を見極め、症状に合わせて、それを改善するためのアドバイスや処方をする医学で、マッサージはその処方のひとつです。

私はアーユルヴェーダの分野の中でも特に食事療法に興味を持ちました。
体調や症状によって、摂るといい野菜やハーブ、スパイスがあったり、逆に控えた方がいいものがあったりと、日々の食事づくりを通して自分を整えていくことができるって面白い!と夢中になりました。

スパイスにハマったのは、このアーユルヴェーダがきっかけです。

そこから派生して、インド人の先生にカレーの作り方を習って、スパイスの使い方を学んだり、インド人の友人にチャイの淹れ方を教えてもらったりしながら、
スパイスの効能や扱い方を少しずつ覚えていきました。

インドではどこに行っても、街には必ず、チャイ屋さんがいて、
たとえチャイ屋さんがいなくても、みんながチャイを淹れてくれました。

朝起きてすぐ。
仕事や勉強の休憩時間に。
食事の後に。

暑いインドでは、チャイはエネルギーを補給して、よし頑張るぞ!と元気を与えてくれる飲み物。
インドで暮らすうちに、私はチャイが大好きになりました。

すっかりスパイスとチャイの魅力に取り憑かれた私は、この頃からチャイのブレンドをするようになり、「自分が美味しいと思うチャイを完成させる」がこっそりとマイプロジェクトになったのでした。

Tuesday.


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